この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第37章 人妻開脚商談
翌日の火曜日。オフィスに、またあの重厚な気配を纏った電話が鳴り響いた。今度は鬼頭を通さず、直接、澪の内線が鳴った。
「はい、鴫原でございます」
『……私だ。神楽坂だ』
受話器を握る手に、思わず力がこもる。
「お世話になっております、神楽坂さま。……本日はいかがされましたか?」
『明日の商談の件だが、進捗はどうだ。ある程度の詰めはできそうか』
「はい。鬼頭と共有し、神楽坂さまにご満足いただけるよう準備を進めております。明日の午後には、具体的な数字を含めたご提案ができるかと思います」
最初は、淀みのない仕事の話だった。澪もプロの秘書として、努めて冷静に応対した。しかし、短い沈黙の後、神楽坂の声の温度がわずかに変わった。
『……ふむ。仕事の方は抜かりないようだな。ところで、鴫原くん。その「さま」付けはやめてくれないか。私は君と、もっと距離の近い話をしたいと思っている。これからは「さん」で通してくれ』
突然の要求に、澪は戸惑いながらも答えた。
「……承知いたしました。神楽坂さん。失礼いたしました」
『よろしい。……正直に言えば、私が今日電話をしたのは仕事の確認だけのためではないのだよ、鴫原くん。君という女性の魅力に、私は完敗したと言いたくてね』
「……と、おっしゃいますと?」
『先日の夜、君がああして私の隣に座り、お酌をしてくれただろう? あの時の君の所作、そしてふとした瞬間に見せる憂いを含んだ瞳……。私は、自分の理性が揺らぐのを感じた。白状しよう。あの仮契約に判を突いたのは、条件が良かったからではない。君の魅力に負けたからだ。……あんな経験は、この歳になってもそうそうあるものではないからな』
澪は言葉を失った。あの夜、鬼頭に命じられるままにボタンを外し、媚を売った屈辱的な時間が、この老怪物の心には鮮烈な悦楽として刻まれているのだ。
「はい、鴫原でございます」
『……私だ。神楽坂だ』
受話器を握る手に、思わず力がこもる。
「お世話になっております、神楽坂さま。……本日はいかがされましたか?」
『明日の商談の件だが、進捗はどうだ。ある程度の詰めはできそうか』
「はい。鬼頭と共有し、神楽坂さまにご満足いただけるよう準備を進めております。明日の午後には、具体的な数字を含めたご提案ができるかと思います」
最初は、淀みのない仕事の話だった。澪もプロの秘書として、努めて冷静に応対した。しかし、短い沈黙の後、神楽坂の声の温度がわずかに変わった。
『……ふむ。仕事の方は抜かりないようだな。ところで、鴫原くん。その「さま」付けはやめてくれないか。私は君と、もっと距離の近い話をしたいと思っている。これからは「さん」で通してくれ』
突然の要求に、澪は戸惑いながらも答えた。
「……承知いたしました。神楽坂さん。失礼いたしました」
『よろしい。……正直に言えば、私が今日電話をしたのは仕事の確認だけのためではないのだよ、鴫原くん。君という女性の魅力に、私は完敗したと言いたくてね』
「……と、おっしゃいますと?」
『先日の夜、君がああして私の隣に座り、お酌をしてくれただろう? あの時の君の所作、そしてふとした瞬間に見せる憂いを含んだ瞳……。私は、自分の理性が揺らぐのを感じた。白状しよう。あの仮契約に判を突いたのは、条件が良かったからではない。君の魅力に負けたからだ。……あんな経験は、この歳になってもそうそうあるものではないからな』
澪は言葉を失った。あの夜、鬼頭に命じられるままにボタンを外し、媚を売った屈辱的な時間が、この老怪物の心には鮮烈な悦楽として刻まれているのだ。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


