この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第40章 夫同席の羞恥商談
目的の応接室の前に着くと、鬼頭が足を止めた。彼は無言で、顎で澪を促した。
ここが、修羅場への入り口だった。
澪は震える指先を自分の胸元へ伸ばした。雄一の目の前で、彼女はゆっくりとブラウスのボタンを上から一つ、また一つと外していく。三つ目のボタンが外されたとき、開いた襟元からは、神楽坂が要求した通り、肌を露骨に透かす純白のレースが姿を現した。
「……っ」
雄一は奥歯を噛み締め、その光景を脳裏に焼き付けた。隣で屈辱に耐えながら、自らの肉体を交渉の道具として提示する準備を終えた妻。雄一は彼女の肩にそっと触れ、一歩踏み出した。
応接室の重いドアが開かれる。そこには、傲岸不遜な笑みを浮かべた神楽坂が待っていた。
鬼頭が口を開く。
「神楽坂さん、本日はお時間をいただき感謝いたします。本日の商談ですが、実務を円滑に進めるため、新たにプロジェクトに加わった者を紹介させてください。鴫原雄一です。彼は私の下でこの件を深く把握しており、また……秘書の鴫原の夫でもあります」
神楽坂の眉が、不快さと下卑た好奇心が入り混じったようにピクリと動いた。
「ほう……。秘書の夫を同席させるとは。鬼頭さん、随分と面白い趣向を用意したじゃないか。だが、肝心の『条件』はどうなっている?」
神楽坂の視線が、雄一を値踏みするように舐め回し、そして隣に立つ澪の、ボタンの外れた胸元へと注がれた。
「鴫原くん……。いや、旦那も『鴫原』では紛らわしいな。君、下の名前は何というんだ?」
「……澪、です」
「そうか、澪くんか。いい名前だ。では澪くん、もっと近くに来なさい。そこに立たれては、せっかくの『誠意』がよく見えない。……ここへ座るんだ」
神楽坂は自分が座っている三人掛けソファの隣を、重々しく叩いた。澪は一瞬、助けを求めるように雄一を見たが、彼は唇を噛み締めながら、ただ静かに頷いた。澪は震える足取りで歩み寄り、神楽坂のすぐ隣に腰を下ろした。
ここが、修羅場への入り口だった。
澪は震える指先を自分の胸元へ伸ばした。雄一の目の前で、彼女はゆっくりとブラウスのボタンを上から一つ、また一つと外していく。三つ目のボタンが外されたとき、開いた襟元からは、神楽坂が要求した通り、肌を露骨に透かす純白のレースが姿を現した。
「……っ」
雄一は奥歯を噛み締め、その光景を脳裏に焼き付けた。隣で屈辱に耐えながら、自らの肉体を交渉の道具として提示する準備を終えた妻。雄一は彼女の肩にそっと触れ、一歩踏み出した。
応接室の重いドアが開かれる。そこには、傲岸不遜な笑みを浮かべた神楽坂が待っていた。
鬼頭が口を開く。
「神楽坂さん、本日はお時間をいただき感謝いたします。本日の商談ですが、実務を円滑に進めるため、新たにプロジェクトに加わった者を紹介させてください。鴫原雄一です。彼は私の下でこの件を深く把握しており、また……秘書の鴫原の夫でもあります」
神楽坂の眉が、不快さと下卑た好奇心が入り混じったようにピクリと動いた。
「ほう……。秘書の夫を同席させるとは。鬼頭さん、随分と面白い趣向を用意したじゃないか。だが、肝心の『条件』はどうなっている?」
神楽坂の視線が、雄一を値踏みするように舐め回し、そして隣に立つ澪の、ボタンの外れた胸元へと注がれた。
「鴫原くん……。いや、旦那も『鴫原』では紛らわしいな。君、下の名前は何というんだ?」
「……澪、です」
「そうか、澪くんか。いい名前だ。では澪くん、もっと近くに来なさい。そこに立たれては、せっかくの『誠意』がよく見えない。……ここへ座るんだ」
神楽坂は自分が座っている三人掛けソファの隣を、重々しく叩いた。澪は一瞬、助けを求めるように雄一を見たが、彼は唇を噛み締めながら、ただ静かに頷いた。澪は震える足取りで歩み寄り、神楽坂のすぐ隣に腰を下ろした。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


