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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第43章 支配の誇示 汚濁を飲み干す契約
翌日、カレンダーの上では休日だったが、二人に安らぎの時間はなかった。雄一は朝一番で鬼頭に電話を入れ、本契約の書類を手に入れたことを報告した。電話越しの鬼頭の声は、弾むような歓喜を隠そうともせず、すぐさま西新宿にある自身の所有マンションへ来るよう二人を促した。
西新宿の喧騒を見下ろす高層マンションの一室。リビングに通された二人の前で、鬼頭はテーブルに置かれた本契約の書類を、喉から手が出るほど欲していた獲物を確認するように、一枚一枚丹念に捲った。
「……素晴らしい。これだ、これさえあれば……。二人とも、本当によくやってくれた。これで全てが報われる」
鬼頭は満足げに深くソファーに背を預けると、勝利を確信した男の顔で安堵の溜息をついた。しかし、その視線はすぐに書類から離れ、ソファーで身を寄せ合う夫婦へと向けられた。そこには、自らの「所有物」でもある澪が、自分以上の権力者にどのように上書きされたのかを確かめようとする、昏い執着が滲んでいた。
「さて、書類の確認は済んだ。……ところで、昨日の『商談』は、さぞかし大変だったろう?」
鬼頭はあえて、昨夜の惨劇を労うような口調で切り出した。だが、その声には、自分以外の男に澪を抱かせたことへの嫉妬と、その状況を想像することで得られる歪んだ興奮が混ざり合っている。
「神楽坂さんのことだ。ただ判を突いて終わり、というわけにはいかなかったはずだ。……澪、彼は君を相当気に入ったようだが、具体的にどんな『要求』をされたんだ? 君の身体に、彼は何を刻み込んだのか……包み隠さず話してくれないか」
雄一は膝の上で拳を固く握りしめた。澪は伏せ目がちに、神楽坂の執拗な愛撫や、夫の目の前で繰り返された蹂躙、そして今も体内に残っているような他人の熱を思い出し、喉の奥が乾くのを感じた。
西新宿の喧騒を見下ろす高層マンションの一室。リビングに通された二人の前で、鬼頭はテーブルに置かれた本契約の書類を、喉から手が出るほど欲していた獲物を確認するように、一枚一枚丹念に捲った。
「……素晴らしい。これだ、これさえあれば……。二人とも、本当によくやってくれた。これで全てが報われる」
鬼頭は満足げに深くソファーに背を預けると、勝利を確信した男の顔で安堵の溜息をついた。しかし、その視線はすぐに書類から離れ、ソファーで身を寄せ合う夫婦へと向けられた。そこには、自らの「所有物」でもある澪が、自分以上の権力者にどのように上書きされたのかを確かめようとする、昏い執着が滲んでいた。
「さて、書類の確認は済んだ。……ところで、昨日の『商談』は、さぞかし大変だったろう?」
鬼頭はあえて、昨夜の惨劇を労うような口調で切り出した。だが、その声には、自分以外の男に澪を抱かせたことへの嫉妬と、その状況を想像することで得られる歪んだ興奮が混ざり合っている。
「神楽坂さんのことだ。ただ判を突いて終わり、というわけにはいかなかったはずだ。……澪、彼は君を相当気に入ったようだが、具体的にどんな『要求』をされたんだ? 君の身体に、彼は何を刻み込んだのか……包み隠さず話してくれないか」
雄一は膝の上で拳を固く握りしめた。澪は伏せ目がちに、神楽坂の執拗な愛撫や、夫の目の前で繰り返された蹂躙、そして今も体内に残っているような他人の熱を思い出し、喉の奥が乾くのを感じた。

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