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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第43章 支配の誇示 汚濁を飲み干す契約
「神楽坂さんは……その……」
澪が言葉を濁すと、鬼頭は身を乗り出し、逃がさないと言わんばかりに彼女の横顔を覗き込んだ。
「私との愛人契約を維持するためにも、神楽坂さんとの間であったことは全て把握しておく必要がある。……雄一、お前もその場で見ていたんだろう? 彼女がどのように彼に受け入れられ、どのような声を上げたのか。包み隠さず、その一部始終を私に報告してくれ」
鬼頭の促すような視線を受け、雄一は昨夜の情景を脳裏に強制的に呼び戻された。そこには、弱みを握り夫婦を支配下においた冷徹な実力者の顔があり、その瞳には夫婦の転落を隅々まで暴こうとする剥き出しの好奇心が渦巻いている。雄一は乾いた喉を鳴らし、重い口を開いた。
「……神楽坂さんは、まず私に『妻を自分の前で抱く誠意を見せろ』と命じました。私は彼に至近距離で凝視され、卑猥な実況や批評を浴びせられながら、澪を抱くしかなかったんです。対面座位から騎乗位へと移る中で、彼は澪の胸を鷲掴みにし、乳首を吸うなど、直接私たちの営みに介入してきました」
雄一の声は惨めに震え、隣に座る澪は羞恥のあまり、指が白くなるほど膝の上のスカートを握りしめた。
「続けろ、雄一。それだけで終わったわけではないだろう?」
「……私たちが一度絶頂を迎えた後、彼は『お前の精液を洗い流す』と言って、澪をドアを開け放ったバスルームへ連れて行きました。私は、彼が澪の内部に指を入れ、私の痕跡を掻き回して『洗浄』する様子を、外から見せつけられたんです。その後、寝室に戻ると、彼はパイプカットの証明書を突きつけ、生での挿入を宣言しました。……そこから、さらに地獄が続いたんです」
「ほう、生か。神楽坂さんも随分と周到だな」
鬼頭は満足げにグラスを揺らした。しかし、その表情には微かな苛立ちが混じり始めている。
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