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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第97章 二十歳の男との悪夢の約束
『あの写真がもし会社やネット上の不特定多数の目に触れたらって考えると、僕も心配で。だから、僕の小さなお願いを無下に断るようなことはしないでくださいね。……じゃあ、明日はどうですか、澪さん?』
明日。明日の夜は、社長である鬼頭によって西新宿のマンションへと呼び出され、凄惨な「残業」が確定している日だった。鬼頭の命令を反故にすることなど絶対にできない。かといって、時雨崎の脅迫を無視すれば、あの忌まわしい写真が公にされてしまう。
二人の男からの容赦のない搾取。澪は完全に退路を断たれ、パニックになりそうな頭を必死に抑えながら、最悪の選択肢の中から妥協案を捻り出すしかなかった。
「明日は……明日も、どうしても外せない用事があって無理なんです。……でも、明後日なら……明後日の夕方以降なら、なんとか時間を、作れますから……っ」
『明後日ですね。分かりました、じゃあ明後日に免じてあげます。あ、そうだ。僕、澪さんの携帯の番号をまだ知りませんでしたよね。これからの連絡用に、今教えてもらえますか?』
時雨崎は会社の固定電話にかけてきていたため、澪の個人の番号を把握していなかった。澪はこれ以上関係を広げたくないと激しい抵抗を覚えたが、断れば写真を盾に何をされるか分からない。震える声で、自身の携帯電話の番号を口頭で伝えた。
『ありがとうございます。じゃあ、詳しい時間と場所は後でそっちに送りますね。楽しみにしています、澪さん』
時雨崎は満足げにそう締めくくると、一方的に電話を切った。ツーツーと無機質な音が響く受話器を、澪が力なくデスクに戻したその直後、荷物を抱えた雄一がロッカーから戻ってきた。
雄一には、今の会話の内容を伝えることなど到底できなかった。鬼頭とのことで魂を破壊され、ボロボロになっている最愛の夫に、「また違う男である時雨崎ともセックスをしなければならなくなった」というあまりにも残酷な事実を聞かせるのは、彼の息の根を完全に止めてしまうに等しい行為だった。 「誰からの電話だったんだ?」と心配そうに尋ねる雄一に、澪は胸の痛みに耐えながら「ううん、何でもないわ。ただの古い顧客からの業務連絡よ」と嘘をつき、二人でオフィスを後にした。
明日。明日の夜は、社長である鬼頭によって西新宿のマンションへと呼び出され、凄惨な「残業」が確定している日だった。鬼頭の命令を反故にすることなど絶対にできない。かといって、時雨崎の脅迫を無視すれば、あの忌まわしい写真が公にされてしまう。
二人の男からの容赦のない搾取。澪は完全に退路を断たれ、パニックになりそうな頭を必死に抑えながら、最悪の選択肢の中から妥協案を捻り出すしかなかった。
「明日は……明日も、どうしても外せない用事があって無理なんです。……でも、明後日なら……明後日の夕方以降なら、なんとか時間を、作れますから……っ」
『明後日ですね。分かりました、じゃあ明後日に免じてあげます。あ、そうだ。僕、澪さんの携帯の番号をまだ知りませんでしたよね。これからの連絡用に、今教えてもらえますか?』
時雨崎は会社の固定電話にかけてきていたため、澪の個人の番号を把握していなかった。澪はこれ以上関係を広げたくないと激しい抵抗を覚えたが、断れば写真を盾に何をされるか分からない。震える声で、自身の携帯電話の番号を口頭で伝えた。
『ありがとうございます。じゃあ、詳しい時間と場所は後でそっちに送りますね。楽しみにしています、澪さん』
時雨崎は満足げにそう締めくくると、一方的に電話を切った。ツーツーと無機質な音が響く受話器を、澪が力なくデスクに戻したその直後、荷物を抱えた雄一がロッカーから戻ってきた。
雄一には、今の会話の内容を伝えることなど到底できなかった。鬼頭とのことで魂を破壊され、ボロボロになっている最愛の夫に、「また違う男である時雨崎ともセックスをしなければならなくなった」というあまりにも残酷な事実を聞かせるのは、彼の息の根を完全に止めてしまうに等しい行為だった。 「誰からの電話だったんだ?」と心配そうに尋ねる雄一に、澪は胸の痛みに耐えながら「ううん、何でもないわ。ただの古い顧客からの業務連絡よ」と嘘をつき、二人でオフィスを後にした。

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