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キモおじ ~もう一つのエロ本を拾っただけなのに~
第5章 《あの日からの渇き》
──【2023年 2月下旬】
卒業式を間近に控えた、ある日の午後。
香代子は905号室のベッドで、聡の腕の中に抱かれていた。
「はぁ……聡さん……今日も、すごかった……。お腹の中、聡さんの赤ちゃんの素でいっぱいみたい……」
香代子はとろけたような笑顔で、自分の腹部を愛おしそうに撫でた。
「嬉しい……。私、聡さんの彼女になれて、本当に幸せ……」
聡の胸板に頬を擦り寄せながら、香代子はふと、優香のことを思い出した。
二年前、あの部屋で嗅いだ匂い。優香もきっと、聡のこの素晴らしい「生命の素」に触れ、味わっていたはずだ。
今、自分をこれほどまでに満たしてくれるこの幸せを、愛する娘にも分けてあげたい。
「ねえ、聡さん」
香代子は、熱を帯びた潤んだ瞳で聡を見つめ上げた。
「優香も、もうすぐ高校を卒業して、大人になります。……あの子にも、教えてあげてくれませんか?」
「……何をだい?」
「女としての、本当の幸せです」
香代子は、娘を快楽の沼へ引きずり込む提案を、慈愛に満ちた母の微笑みで口にした。
「私だけがこんなに気持ちいい思いをしているなんて、優香に申し訳なくて。あの子もきっと、聡さんに抱かれたがっているはずよ。……ねぇ、聡さん。卒業式の日、あの子をここへ呼んで、一緒にお祝いしてあげましょう?」
自分と同じ場所へ、愛する娘を招き入れる。
それが狂気であることを忘れ、彼女の頭の中は、大好きな聡と、愛する娘と、三人で交じり合うという背徳的な喜悦で満たされていた。
こうして、最も信頼すべき母親の手によって、逃げ場のない905号室の罠は完璧に完成された。
そしてそれは同時に、聡が長年思い描いていた「真の目的」を達成するための、最後のピースがカチリと嵌まった瞬間でもあったのだった。
卒業式を間近に控えた、ある日の午後。
香代子は905号室のベッドで、聡の腕の中に抱かれていた。
「はぁ……聡さん……今日も、すごかった……。お腹の中、聡さんの赤ちゃんの素でいっぱいみたい……」
香代子はとろけたような笑顔で、自分の腹部を愛おしそうに撫でた。
「嬉しい……。私、聡さんの彼女になれて、本当に幸せ……」
聡の胸板に頬を擦り寄せながら、香代子はふと、優香のことを思い出した。
二年前、あの部屋で嗅いだ匂い。優香もきっと、聡のこの素晴らしい「生命の素」に触れ、味わっていたはずだ。
今、自分をこれほどまでに満たしてくれるこの幸せを、愛する娘にも分けてあげたい。
「ねえ、聡さん」
香代子は、熱を帯びた潤んだ瞳で聡を見つめ上げた。
「優香も、もうすぐ高校を卒業して、大人になります。……あの子にも、教えてあげてくれませんか?」
「……何をだい?」
「女としての、本当の幸せです」
香代子は、娘を快楽の沼へ引きずり込む提案を、慈愛に満ちた母の微笑みで口にした。
「私だけがこんなに気持ちいい思いをしているなんて、優香に申し訳なくて。あの子もきっと、聡さんに抱かれたがっているはずよ。……ねぇ、聡さん。卒業式の日、あの子をここへ呼んで、一緒にお祝いしてあげましょう?」
自分と同じ場所へ、愛する娘を招き入れる。
それが狂気であることを忘れ、彼女の頭の中は、大好きな聡と、愛する娘と、三人で交じり合うという背徳的な喜悦で満たされていた。
こうして、最も信頼すべき母親の手によって、逃げ場のない905号室の罠は完璧に完成された。
そしてそれは同時に、聡が長年思い描いていた「真の目的」を達成するための、最後のピースがカチリと嵌まった瞬間でもあったのだった。

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