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大人の時間
第11章 二日酔い
2人は夜の繁華街に到着した。

今夜はいつもより蒸し暑い。
熱帯夜だが、かなりの賑わいだ。

人混みの中を進む隆史と仁美。
気のせいか、男達の視線が仁美に集中している気がする。

(あのオンナ、めっちゃエロくない…?)
(おっぱいでけぇ…)
(あんなケツの女と一発やりてぇなぁ…)
(あんな格好するやつ、セックス大好きだぜ…)

そんなコソコソ話が聞こえる気がした。

肌の露出が過ぎるからではないか、不安になる。

隆史
「なあ仁美、やっぱりその服装、攻め過ぎじゃないか?」

仁美
「そう?今日みたいに暑い日には丁度いいわ」

他愛もない話をしながら、2人は繁華街の奥へと進み、
目的のアイリッシュバーへ到着した。
少し薄暗く、ダークブラウンな木目のインテリアだが、
大きめな音楽がかかった、人で賑わう賑やかなバーだ。

バーに入ると、男達の視線が仁美に向く。
嫌な気持ちになりながら、隆史は予約した席に向かう。

2人は小さなラウンドテーブルに腰掛け、酒とツマミを注文した。

隆史
「仁美と飲みに行くなんて久しぶりだな」

隆史が会話を振った。

仁美
「しょうがないよ…隆史さんお仕事で忙しいから…」

隆史
「なかなか相手できなくてゴメンな」
「昇進も目の前だし…今が正念場なんだ」

仁美
「帰りが遅いのは仕方ないけど…」
「出張に行く時は心配になっちゃうのよね…」

隆史はドキッとした。

隆史
「出張の時…?」
「どうしたんだいきなり…」

仁美
「えーだってぇ…」
「遠くにいるのに、事故にでも巻き込まれたりしたら大変じゃない」

隆史
(そっちか…浮気を疑われてるかと思った…)

ホッとする隆史。

仁美
「隆史さんは?」

隆史
「え?」

仁美
「隆史さんは、出張中に私にナニかあったらとか…」
「考えたりしない?」
「例えば〜…強盗とか」

隆史
「へ?」

仁美
「旦那さんが不在の家って、襲われやすいんだって」

隆史
「襲われるってお前…オートロックは安全だろ…」

仁美
「そう…」

仁美がおもむろにカットソーの部分をパタパタと仰ぐ。
胸の大部分が見えそうになる。

仁美の首から、谷間に汗が流れる。
隆史の視線が汗を追う。
仁美も汗ばんでいて、よく見ると乳首が透けて見える。

隆史
「あれ…?仁美、お前ノーブ…」

仁美は隆史の会話を遮り、立ち上がった。
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