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影を背負った愛~足りない愛を、君に 《2024年夏至編》
第45章 逃げ切れない平日の甘い攻防~水曜~残業編
同日 18時33分 神奈川支店 13階 面談室
小川さんが退出して約30分後。
面談室の空気が、ゆっくりと甘く変わり始めていた。
健治さんは椅子を少し彩香の方へ寄せ、資料を指差しながら低い声で言った。
「ここはもう大丈夫だな……それより、中山
」
彩香の肩がびくりと震えた。
健治さんは資料から顔を上げ、彩香を真正面から見つめた。
口ひげの下に、意地悪くも熱を帯びた笑みが浮かんでいる。
「……午前中からずっと逃げてた分、今からたっぷり——」
言葉の途中で、健治さんはそっと手を伸ばし、彩香の頬に触れ、顔を近づけた。
彩香は息をのんだまま、瞳を見開いたまま彼を見上げる。
次の瞬間、唇が重なった。
最初は優しい、確かめるようなキス。
けれどすぐに熱を帯び、健治さんの手が彩香の後頭部を優しく支え、唇を深く重ねてくる。
彩香の手が健治さんの胸元を掴み、小さく震える吐息が漏れる。
ディープキスへと移ろうとする、甘く濃厚な気配が部屋に満ちた、まさにその刹那——
コンコン。
面談室のドアがノックされた。
健治さんの唇が、寸前で離れる。
彩香が慌てて姿勢を正し、顔を真っ赤に染めながら息を整えた直後、ドアが開いた。
小川さんが退出して約30分後。
面談室の空気が、ゆっくりと甘く変わり始めていた。
健治さんは椅子を少し彩香の方へ寄せ、資料を指差しながら低い声で言った。
「ここはもう大丈夫だな……それより、中山
」
彩香の肩がびくりと震えた。
健治さんは資料から顔を上げ、彩香を真正面から見つめた。
口ひげの下に、意地悪くも熱を帯びた笑みが浮かんでいる。
「……午前中からずっと逃げてた分、今からたっぷり——」
言葉の途中で、健治さんはそっと手を伸ばし、彩香の頬に触れ、顔を近づけた。
彩香は息をのんだまま、瞳を見開いたまま彼を見上げる。
次の瞬間、唇が重なった。
最初は優しい、確かめるようなキス。
けれどすぐに熱を帯び、健治さんの手が彩香の後頭部を優しく支え、唇を深く重ねてくる。
彩香の手が健治さんの胸元を掴み、小さく震える吐息が漏れる。
ディープキスへと移ろうとする、甘く濃厚な気配が部屋に満ちた、まさにその刹那——
コンコン。
面談室のドアがノックされた。
健治さんの唇が、寸前で離れる。
彩香が慌てて姿勢を正し、顔を真っ赤に染めながら息を整えた直後、ドアが開いた。

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