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影を背負った愛~足りない愛を、君に 《2024年夏至編》
第46章 逃げ切れない平日の甘い攻防~木曜~
同日 14時23分 神奈川支店 13階 企画部フロア 彩香の自席

小川さんの確認作業が終わり、
「この辺で失礼します。」と席を立った。

再び二人きりになった瞬間、
健治さんの手が再び動き出し、エスカレートしようとした——

その時。

「大内さん、ちょっといいか?」

少し離れたところから、田中部長の声が響いた。

健治さんは表情を変えず、すぐに立ち上がった。

「了解しました。今行きます」

彩香の方を振り返り、穏やかな課長の声で言った。

「中山、続きは後で確認しよう。会議終わるまで待っててくれ。」

そう言い残し、健治さんは田中部長の元へ向かった。
部署内役職会議の事前相談で呼び出されたようだった。

彩香はほっと大きく息を吐き、
机に突っ伏すようにして体を休めた。

(……助かった……もう……本当に限界だった……)

内腿と秘部に残る甘い疼きと、手の甲に残る健治さんの指の感触に、
彩香は小さく身を震わせながら、ようやく一瞬の安堵を得た。



同日 14時45分 神奈川支店 13階 企画部フロア 彩香の自席

健治さんが部署内役職会議の事前相談から戻ってきた。
彩香の隣に座り直し、低い声で言った。

「……待っていたか?」

彩香はびくりと肩を震わせ、小さく頷いた。

「……はい……」

作業を再開した直後から、健治さんの意地悪が再開された。
誰にも見えないデスクの下で、健治さんの手が再び彩香のむっちりとした内腿に触れた。

ゆっくりと撫で回し、時折内側を優しく抓るように刺激する。

さらに、資料を渡すふりをして、
彩香の手の甲に指を絡めるように触れたり、
親指で手のひらをくすぐるように撫でたりした。

彩香は必死に平静を装いながら、
声が震えないよう歯を食いしばっていた。
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