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影を背負った愛~足りない愛を、君に 《2024年夏至編》
第46章 逃げ切れない平日の甘い攻防~木曜~
彩香は意を決して続きの返信を打った。

21:53 彩香
明日の発表会頑張りますので……
行くところ行くところに現れないでくださいね!
発表会どころじゃなくやりますし……
その代わり土曜日のドライブがご褒美だと思ってますよ(^^)

【照れながらうさぎがピースしているスタンプ】
【うさぎがハートを持っているスタンプ】

送信した後、彩香はスマホを胸に抱き、ベッドに転がって小さく身をよじった。

(……言っちゃった……ドライブのご褒美って……
恥ずかしい……でも、楽しみ……)

頰を両手で押さえながら、
彩香は健治さんからの返信をドキドキしながら待っていた。


健治さんからの返信がすぐに届いた。

21:55 健治
ふっ、交渉か。
可愛いな、彩香。
明日の発表会はちゃんと頑張れ。
俺はなるべく大人しくしてるよ……
(なるべく、な)
ただ、行くところ行くところに現れない保証はできないな。
お前が頑張ってる姿を、ちゃんと見ていたいから。
土曜日のドライブは約束だ。
ご褒美にしてやる。
お前を俺の車に乗せて、ゆっくり独り占めしてやるから……
楽しみにしてろ。
今日もよく頑張った。
ちゃんと休め。
お前は俺の大事な女なんだからな。

【優しく微笑むうさぎのスタンプ】

彩香はメッセージを読んで、
スマホを胸に押し当ててベッドに倒れ込んだ。

「……もう……」

耳まで真っ赤になりながらも、
口元が自然と緩んでいた。

(意地悪……でも、嬉しい……
土曜日、楽しみ……)

そう思いながら

【おやすみなさいというウサギのスタンプ】

を送った。
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