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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第7章 初めての2人の秘密の月曜日 ~会議と、疼く想い~
<彩香SIDE>

日曜日の夜9時半。
彩香は1LDKの自宅ベッドに横になり、明日の予定確認のため社用スマホの画面を見つめていた。

画面には明日(月曜日)の予定が表示されている。

【14:30 部署内Zoom会議(顔出し必須)】

「……あ」
彩香は小さく声を漏らした。

一昨日の金曜の夜に健治さんと結ばれ、恋人になってから初めてのリモート出社日。
しかも顔出し必須のZoom会議があることを、今になって思い出した。

会社はカジュアル私服OKだったが、
彩香はベッドの上で体を起こし、クローゼットの方を見た。

(……明日、何を着ていこう……)

以前の彩香は、会議の日でもシンプルなニットやブラウスに膝丈スカートという、
比較的ラフで地味な服装を好んでいた。


しかし今は違う。


一昨日の金曜夜に健治さんの自宅マンションで彼に抱かれ、
処女を捧げ、ベッドで何度も愛され、お風呂でも抱かれたこと。

更に、そのまま一晩二人はベットで過ごし昨日の土曜日は朝から夕方まで
彼のマンションで甘く長い時間を過ごしたこと。

その時に、自分が作った朝食を健治さんが食べたこと。
ベランダで腕を絡めて昼の横浜の街を眺めたこと。
ソファーに座って一緒にデートの予定を考えたこと。
帰る時に玄関前でディープキスされ、
玄関から出ていくときに「愛しているぞ」と言われたこと……。


彩香は両手で頰を押さえ、耳まで真っ赤になった。

(……私、もう女の子じゃなくなったんだ……)

胸の奥が熱くなり、下腹部がじんわりと疼く。
一昨日夜の健治さんの熱い視線、荒い息、逞しい中背中肉の体、
触れ合った時の熱い体温、抱かれたときのドクドクと脈打つ心臓の音、

すべてが鮮明に思い出されて、彩香は小さく身をよじった。

(健治さんと恋人になったばかりなのに……明日、仕事で顔を合わせるなんて……)
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