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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第8章 職場初出社日(火曜)の攻防 ~隠しきれない恋と、疼く身体~
<彩香SIDE>
午後17時20分
企画部フロアは、定時を目前に少しずつ落ち着き始めていた。
彩香は何とか今日の業務を終えられそうな目処が立ち、ほっと息を吐いた。
社内コミュニケーションで使っているSlackとメールを念のためもう一度確認し、
緊急の依頼がないことを確かめてからファイルを閉じた。
「よし……これで大丈夫かな」
明日のスケジュールをもう一度確認しようと、カレンダーを開いた瞬間——
つい、チーム全体のスケジュール画面を表示してしまった。
そこに、大内健治の名前が並んでいる。
(……あ)
意識しないようにしていたのに、片思いをしていた頃からの癖で、
つい健治さんの予定に目が吸い寄せられてしまった。
◎明日の大内健治さんの予定◎
9:30 管理者会議
13:00 東京本社と〇○会社との重要会議(外部会場)
終日 外出予定
彩香の目が大きく見開かれた。
(……明日朝の朝礼とその後後30分を除いたら、一日中いない……)
思わずガッツポーズをした。
(よっしゃ……!)
一瞬だけ両手を小さく握り、肩を上げて小さくガッツポーズを取ってしまった。
口元が緩み、ほっとしたような、嬉しそうな表情が浮かぶ。
しかし次の瞬間、彩香は自分の行動に気づいて顔を真っ赤にした。
(……え、今の……私、何やってるの……?)
頭の中で複雑な感情が渦巻いた。
(片思いだったあの頃は、健治さんと離れたくないって思ったり、
いない時は今、健治さんはどうしているのかということばっかり想像してたのに……
今ではいないことが嬉しく思うようになるなんて……
これが、恋人になったっていう証拠なのかしら……?)
恥ずかしさとドキドキと照れで耳まで真っ赤になり、彩香は両手で頰を押さえた。
午後17時20分
企画部フロアは、定時を目前に少しずつ落ち着き始めていた。
彩香は何とか今日の業務を終えられそうな目処が立ち、ほっと息を吐いた。
社内コミュニケーションで使っているSlackとメールを念のためもう一度確認し、
緊急の依頼がないことを確かめてからファイルを閉じた。
「よし……これで大丈夫かな」
明日のスケジュールをもう一度確認しようと、カレンダーを開いた瞬間——
つい、チーム全体のスケジュール画面を表示してしまった。
そこに、大内健治の名前が並んでいる。
(……あ)
意識しないようにしていたのに、片思いをしていた頃からの癖で、
つい健治さんの予定に目が吸い寄せられてしまった。
◎明日の大内健治さんの予定◎
9:30 管理者会議
13:00 東京本社と〇○会社との重要会議(外部会場)
終日 外出予定
彩香の目が大きく見開かれた。
(……明日朝の朝礼とその後後30分を除いたら、一日中いない……)
思わずガッツポーズをした。
(よっしゃ……!)
一瞬だけ両手を小さく握り、肩を上げて小さくガッツポーズを取ってしまった。
口元が緩み、ほっとしたような、嬉しそうな表情が浮かぶ。
しかし次の瞬間、彩香は自分の行動に気づいて顔を真っ赤にした。
(……え、今の……私、何やってるの……?)
頭の中で複雑な感情が渦巻いた。
(片思いだったあの頃は、健治さんと離れたくないって思ったり、
いない時は今、健治さんはどうしているのかということばっかり想像してたのに……
今ではいないことが嬉しく思うようになるなんて……
これが、恋人になったっていう証拠なのかしら……?)
恥ずかしさとドキドキと照れで耳まで真っ赤になり、彩香は両手で頰を押さえた。

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