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披露宴の裏庭。蜜夜の神戸
第1章 瑞希(1)
早朝に羽田空港を飛び立った飛行機は、8時過ぎには神戸空港に到着した。空港の外に出ると、晩秋だというのに、その季節外れの暖かな風に驚かされた。

今日は高校時代の同級生だった亜紀の結婚式。某TV局で働く今の旦那と結婚してからはずっと東京住まいなので、地元の関西に戻ってくるのは久々だった。

空港には、私の高校時代の親友の美香、同級生の修二君、そして1歳上の圭司先輩が車で迎えに来てくれていた。

「瑞希、久しぶりやな。元気そうな声は聞いてたけど…会うのは久々やな」
声を掛けてくれた美香と久しぶりの再開に抱き合って喜ぶ。私は長い東京暮らしで普段は関西弁をしゃべることもなくなった。なので、美香の喋る関西弁が懐かしい。

「瑞希ちゃん、久しぶりやな…元気してた?」。修二君が声をかける。

「瑞希、久しぶりやな。あんまり昔と変わらへんな。びっくりしたわ」。野球部だった圭司先輩が声をかける。

実は私と先輩、高校時代に付き合ってたんです。顔を会わせるのは10数年ぶり。短く刈り込んだ髪も、今では眉にかかるほど伸びている。高校時代の小麦色に焼けた肌はすっかり白くなっているけど、自信に溢れたその姿勢、堀の深い顔立ち、笑うと無くなる目は変わっていない。

4人で先輩の車に乗り、神戸ポートアイランドに向かい、結婚式場近くにある宿泊予定のホテルに車を停める。

フロントでチェックインを済ませていると、「よう、みんな、元気やったか?」と初老の男性に背中越しに声をかけられた。

「ああっ、〇〇先生…お久しぶりです」

現れた初老の男性は高校時代の数学の先生。ピシッとしたスーツに白のネクタイ、そして、かつての黒髪はすっかり白くなり、顎には豊かな顎髭を蓄えていた。

「式始まる前に皆でコーヒーでも飲まへんか?」

ホテルのラウンジでコーヒーを飲みながら、高校時代の話に一華咲かせた後、「ほな、また結婚式でな」と言いながら、先生は席を立ち去っていった。

私は目の前のカップに残るコーヒーに口をつけ、それを飲み干すと、
「じゃあ、また後で」と3人に言い残してホテルの部屋へ向かう。重かった荷物を起き、お化粧直しをして、ドレスに着替えてから、ホテル前で4人でタクシーに乗り、結婚式場へと向かう。

外は晴れ渡っていて、空港を降りた時と同じ暖かい風が頬にあたって気持ちいい。今日はいい1日になりそう。
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