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披露宴の裏庭。蜜夜の神戸
第2章 瑞希(2)
花で飾られた白い小さな階段を登り、式場へと入る。亜紀の結婚相手も同じ高校なので、今日は同校出身の人達が沢山来ると聞いている。ただ、私の高校は1学年400人以上もいるようなマンモス高校なので、同級生といえども、顔を覚えていない人達もたくさん居る。

式場で受付を済ませると、待合室は開式を待つ人達で溢れていた。ほとんどが知らない顔の中に、かなり仲良かった友達の顔を見つけて、嬉しくなって声をかける。

「今日、来てたんや。会えて嬉しいわ」

「私も。それにしても瑞希、久しぶりやん。今、どこにいてんの?」

「今な、結婚して東京やわ」

「東京に住んでるんや。積もる話もいっぱいあるな…テーブル、一緒やったらええな」

彼女以外にも何人か知り合いの顔を見つけて、順番に声をかけて回る。皆、元気そうで何よりだわ。

時間は巡り、幸せな時間は過ぎていく。亜紀の結婚式、とっても素敵だった。亜紀の幸せそうな顔、新郎新婦や友人達の笑顔と涙が溢れる素晴らしい式だった。こういうのは何回来てもいいわ。また、結婚式だけ挙げて、私が主人公になってみたいわ。

********
式の後の二次会も終わり、22時を過ぎた頃、4人でホテルへと帰ってきた。強くないお酒を勢いで飲まされて、かなり酔いが回ってる。確実に飲みすぎ・・足元もおぼつかない。

・・あ~あ、明日、確実に二日酔いやん。それに美香だって、と思いながら前を歩く美香の背中を見つめる。美香も足元フラフラだし、酔っぱらったときのいつもの甘えモードに入っている。赤いピンヒールをクネクネと揺らしながら、修二君と腕組みしながら歩いている。

・・美香、明日になったら「ええ、嘘やん。全然覚えてへんわ」って言うわよ、絶対。

「これからどないする?4人で飲みなおすか?それか2人で飲むか?」

エレベーターを待っている間、先輩に耳元で囁かれた。お酒臭い息が甘い息に感じるほど、その囁きは私の心の燻りを再燃させる。でも、もうお酒は無理。これ以上、飲んだら倒れちゃう。

「先輩、もう飲めない・・そうだ、2人で部屋飲みしようよ。私は飲まないけど、気にせず先輩は飲んでください。まだ話し足りないことあるでしょ」

「そうだったな、瑞希はあんまり酒強くないもんな。ほら、耳も顔もまっかっかやん」。

甘噛みのように軽く耳たぶをつままれ、思わず恥ずかしくなって顔を両手で塞いだ。
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