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あなたの一番になりたいのに
第2章 【誰よりも愛しているのに】
「何か、すみません」
「いえいえ、僕は記憶をなくされても何度だって出逢いから始めれそうです、それくらいあなたを諦めたくない」
進藤さんの真剣さが伝わってきて
その視線から逃れられなくなっていた時、
彼女が戻って来た
慌てて食べ終わり、手を引かれてお店を後にする
え、ランチした事に怒ってる?
進藤さんだから?2人はどういう関係?
一緒に仕事してる仲なんでしょ?
車に乗せられた時に進藤さんも外に出て来た
「また連絡します」と私に告げて手を振る
ペコリと頭を下げて車は発進した
凄いバチバチした関係じゃない?
彼女は進藤さんを嫌ってる、そう確信した
走り出してすぐに秘書に電話をかけている
「30分遅らせて、すぐ戻る」とだけ伝えて切る
重要な会議とかだったんじゃ?
それなのに抜け出して来たって事?
何の為に?
頼みたい仕事なら他の人に伝えさせても
良かったはず……
「ごめんなさい」と謝った
この空気に耐えれなかったから
きっと悪い事をしちゃったんだなと思う
もう会わない方が良いの?
そしたら機嫌直るのかな
窓の外を眺めて返事してくれない
相当怒らせてしまったみたいだ
どうしよう
家に送ってもらうまで一言もなかった
部屋に着いて入った瞬間に
壁に押し倒され激しく唇を奪われ……
びっくりして咄嗟に突き放そうとした手も
掴まれて自由を失う
ズキッと痛みが走る
あ……この激しい感じ、知ってるかも
いつの日か……経験してる?
靄がかかっててはっきり思い出せないけど
この息苦しい感じにゾクゾクしている自分が居た
離れても離れても唇を奪ってくる
制裁を受けろ、と言われているみたい
足にきてガクッとその場に崩れ落ちた
支えてくれたけど、
もう目が据わりきってる
ほんの少しだけ、理性を取り戻したのか
「私から目逸らさないで、他の男のところには行かないでよ、生きた心地しなかった…」
私の肩に頭を乗せて項垂れる彼女
「ごめん、こんな風に困らせたい訳じゃないんだ」
とも言う

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