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ミントに発情
第1章 ミントに発情
雨を避けるように、長い腕で頭を庇って、黒いTシャツに黒いデニム姿の長身の要が、道を渡ってやってくる。
ストライドでこちらにやって来るその姿を見つめ、みぞおちの下がキュンと疼いた。
彼が店に閉店の看板を下げるのは、私のところへ来るときの合図。
彼を店に引き入れ、サロンのドアに休業中の札をかけて、鍵を閉める。
順番待ちの客用の、三人掛けソファに私を押し倒して寝かせると、要は私の履いていたシーンズを慣れた手つきで脱がせ、続いてTシャツをめくり上げた。
「要さん、待って」
「わかってるよ、リリーさん」
後ろめたさからなのか、私たちは本名ではなく”店名”で呼び合う。

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