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美香・透明な婚姻
第8章 夏が往く、君を忘れない
彼は備え付けのローションを湯船に少し落とし、残りを風呂桶のぬるま湯で薄めると、掌に広げて私の滑らかな背中をやさしく撫で上げてきた。

「あっ……なんだか、いいわね」

「これを使ったらどうなるかと思って……どうですか、気持ちいいですか?」

「うん……ああん……すごくいい……ぬるぬるして……」

彼が掌にローションをすくい、私の右の乳房に塗って愛撫し、さらにもう一度すくって左の乳房へと丁寧に伸ばしていく。両手でその柔らかな膨らみを優しく包み込まれ、ゆっくりと揉みしだかれる感触に、私はただ翻弄されるしかなかった。

「あ、はぁっ…」

私の口から、甘く艶を帯びた声が漏れた。敏感に尖る先端を、彼が甘噛みするように優しく吸い上げ、愛おしむように刺激を重ねてくる。

「はぁ……ダメぇ……そんなことされたら……」

彼の手の動きに合わせ、私の身体が小刻みに震える。ローションの滑らかな感触を纏わせた彼の掌が、しなやかな腹や腰をなぞりながら、さらに下方の秘部へと伸びてきた。

溢れる熱の狭間へと指先が滑り込んでくると、そこは何の抵抗もなく、スルリと指を受け入れてしまう。そのまま内側の壁を愛撫するように割り進められ、顔を覗かせた小さな真珠を優しく擦り上げられると、私はビクンと大きく腰を跳ね上げた。

ピチャ、ピチャピチャと、狭い浴室に淫靡な水音が響き渡る。

「はぁ~ん……そこは、ダメぇ……」

彼は私とともに浴槽を出ると、私の脚を開かせ、浴槽の縁へと腰掛けさせた。露わになった私の秘められた蕾は、微かに蠢き、瑞々しいピンク色の内実を覗かせていた。ローションを含んだ水分がその周囲を白く濡らし、ふたつの柔らかな丘を掌でなぞられながら、ゆっくりと下方へと愛撫が移っていく。

私は快感に打ち震えるたびに腰を波打たせ、そこから滴る雫が、静かに湯面へと溶けていった。彼は私のすべてを求めるように、湯船の縁に腰掛ける私の下半身へと顔を埋め、柔らかな両脚をさらに押し広げると、溢れる蜜で潤ったその場所へと、尖らせた舌先を深く割り込ませてきた。
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