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『帰り花の夜に』~義母の静謐なる背徳
第3章 義息~超えてはいけない境界線(2)
何時間、眠れたのだろう。三時間ほどだろうか。

パパとの毎週土曜日のセックス——結婚してから二十年余りが過ぎても、私たちの間にセックスレスという乾いた季節が訪れたことは、一度もない。

其の一:夕食は必ず家族揃って食べること
其の二:年に一度は必ず家族旅行すること
其の三:仕事に出かける前に必ずキスをすること
其の四:生理のとき以外は、毎週一回以上は必ずセックスすること
其の五:お互いに一度の浮気は許すが、二度目は即離婚

これは、私がパパと交わした約束だ。其の五以外は、今もきちんと守っている。とりわけ其の四は、私の若さを保つ秘訣だと思っている。

子供たちがまだ自宅にいた頃。一通りの家事を終えると、私はリビングのソファーや食卓にうつ伏せで眠ることが多かった。ポンポンと肩を叩かれて目が覚める。それが、夫婦の営みの開始の合図だった。

シャワーを浴びてからパパの待つ書斎へ入り、用意されたヨガマットの上で、パラリとバスタオルを剥がされる。乳房、乳首、首筋、耳、腋、そして蜜の口に辿り着くまで、彼はゆっくりと時間をかけて私を撫でていく。それから私が彼に口づけを捧げ、交わる。

始まりは二十三時、終わって眠りにつくのが一時、起床は六時——それがいつものリズムだった。だから睡眠時間が短くても、私はわりと平気だった。けれど今日は、何だか頭がぼうっとする。

昨日のことが、波紋のように思い出される。

元旦といっても、私の朝は平常と変わらない。ただ、元旦の空気だけは、どこか異種のもののように感じられた。いつものように皆が起きる前に起き出し、愛犬の散歩をしてから一日の準備を始めるつもりでいたのだが、今日は娘が散歩に行くと言ったので、私はシャワーを浴びることにした。

床暖房と室内暖房を点け、二台のルンバを起動させてから浴室へ入る。暖かい雨のような温水が頭から流れ落ち、体の曲線を縫うように伝い、濡れて張り付いた黒髪が肌に細い線を描く。流れる湯が、体に溜まった疲れを静かに洗い流していく。シャワーを終えて身体を拭き、普段着のジャージに袖を通した。

次は洗濯だ、とドラム洗濯機の扉を開ける。籠に溜まった洗濯物を入れながら、私のブラジャーやパンティ、そして今日は長女の下着を抜き出してネットに入れる。そのとき、洗濯物の中に見慣れない青いブリーフを見つけた。

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