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素敵な笑顔
第24章 詩 後日譚 あたしのもの
「わかる?
もういっぱい濡れてるでしょう?
彩音がかわいいからよ。
かわいくて愛しくて、あたし欲情してるの」
「詩子さん、わたしも……」
ベッドに戻ると、彩音が両手を拡げて迎え入れてくれる。
そのまま抱き合い、くちびるを重ねる。
もう邪魔なものはない。
彩音の肌とあたしの肌が直接触れ合っている。
体の表面に、
目に見えないほどの小さい細かいくちびるがたくさんあって、
体中でキスしている感覚。
なんて考えて、
体中にびっしりくちびるがついているのを想像して、
いやキモって思った。
彩音の体に、
あたしはほんもののくちびるを滑らせていく。
くちびるから頬、首筋、耳の後ろ、うなじから肩へ。
彩音と手を繋ぎ、指を絡ませて、
ばんざいの格好をさせる。
「いや、脇見ないで。恥ずかしいです。
汗もかいてるから――」
身をくねらせて抵抗するけど、
あたしのほうが力あるみたい。
つるつるの清潔な脇。
剃り残しを見つけてやろうと顔を近づけたけど、
ほんとうにつるつる。
生意気。
あたしは剃ってるってことは、内緒にしておこう。
わざと鼻を鳴らせて匂いをかぐと、
彩音は本気で恥ずかしがった。
甘さのなかに、ほんの少しの酸っぱさ。
なにを恥ずかしがることがあるの?
あたしはこの匂いが嫌いじゃないってことを、
そこに口づけて教えてあげる。
舌で味わうように舐めて、
むしろ好きってことも教えてあげる。
もういっぱい濡れてるでしょう?
彩音がかわいいからよ。
かわいくて愛しくて、あたし欲情してるの」
「詩子さん、わたしも……」
ベッドに戻ると、彩音が両手を拡げて迎え入れてくれる。
そのまま抱き合い、くちびるを重ねる。
もう邪魔なものはない。
彩音の肌とあたしの肌が直接触れ合っている。
体の表面に、
目に見えないほどの小さい細かいくちびるがたくさんあって、
体中でキスしている感覚。
なんて考えて、
体中にびっしりくちびるがついているのを想像して、
いやキモって思った。
彩音の体に、
あたしはほんもののくちびるを滑らせていく。
くちびるから頬、首筋、耳の後ろ、うなじから肩へ。
彩音と手を繋ぎ、指を絡ませて、
ばんざいの格好をさせる。
「いや、脇見ないで。恥ずかしいです。
汗もかいてるから――」
身をくねらせて抵抗するけど、
あたしのほうが力あるみたい。
つるつるの清潔な脇。
剃り残しを見つけてやろうと顔を近づけたけど、
ほんとうにつるつる。
生意気。
あたしは剃ってるってことは、内緒にしておこう。
わざと鼻を鳴らせて匂いをかぐと、
彩音は本気で恥ずかしがった。
甘さのなかに、ほんの少しの酸っぱさ。
なにを恥ずかしがることがあるの?
あたしはこの匂いが嫌いじゃないってことを、
そこに口づけて教えてあげる。
舌で味わうように舐めて、
むしろ好きってことも教えてあげる。

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