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ラブカルチャースクール 2
第24章 Lesson 健康診断
トックン…トックン…

鼓動が高鳴る…。

まだまだ未来は、どうなってるか分からない…

でも…

ラブカル講師陣の背中を追い掛けて、一日でも早く講師として頑張っていきたいと切に思った。

「ヤナセさん…今日ここに連れて来て下さって有難うございました…凄く勉強になりました」

ヤナセは少し眉を上げて

「勉強ですか?コントの?」

「ふふふ…はい…」

「クス…そうですか…なら良かったです…」

ヤナセは長い睫毛をやや伏せて、美しい微笑みを浮かべた。

きっとヤナセなら、私の言葉の意味を解ってくれただろう。

お互いしばらく、微笑み合った。

ランチは本当に美味しくって、飾りのパセリまで食べ尽くし、デザートもご満悦で頂いた。

ヤナセは帰りも送ってくれようとしたけれど…

「ここからは一人で帰ります」

「そうですか…タクシーも手配出来ますが?」

どこまでも気遣ってくれるヤナセに

「これからは…もう大丈夫です!」

しっかりとヤナセの目を見詰めて答えると

「畏まりました…では次回レッスンは予定通りでお待ちしております…」

「はい!宜しくお願いします!」

深々と頭を下げて、私はラブカルビルを後にする。

家路に向かう足取りが軽い…

胸の奥から湧き上がる衝動が、身体を芯から熱くさせる。

空から照らす夕陽が…

凄く綺麗に見えた。

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