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ラブカルチャースクール 2
第25章 M Lesson 9回目
ハナブサはタブレットの操作を続けて

「琴海さん…本日の体位なんですが…」

「あっはい!どうしましょうか!?」

流石ハナブサ…ワタリ以上に淡々とレッスンを進めていく。

隈笹茶を呑気に味わっている場合ではなかった。

「自分の推薦としましては…『鶯の谷渡り』『時雨茶臼』『窓の月』など如何かと思ってます」

「はい、お任せします…」

48手の名前なのに、ハナブサが言うと茶菓子に聞こえてきてしまう。

「そうですか…では本日はこれで進めていきましょう」

「はい…」

今日の体位も決まり、二人して竹筒湯呑みを手に取り

ズズズズズ…

隈笹茶を堪能する。

「はぁ〜なんかレッスン前に和みますね〜」

「はい…お茶は気持ちを穏やかにしてくれます。先ほどの効能といい…お茶は奥が深いです」

「本当ですね〜」

ズズズズズ…

って!
これじゃぁ老後の縁側じゃない!?

いけない!気合を入れないと!

「ハナブサさん!では着替えて参ります!」

「はい、宜しくお願い致します。自分も準備してお待ちしております」

バサッ!

開いた扇子でを口元に覆い、まるで舞のように優美にお辞儀をされた。

「はい…お願いします…」

いそいそとレッスン室に向かい、小部屋でローブに着替える。

あぁ…今日もあの特製扇子が登場するのかな…

色んな意味でドキドキしてきた。

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