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第6章 M Lesson ２回目

「今日の講師は…誰かな…」

待合室のソファーで、組み合わせた手を握りしめながら、講師が来るのを待ち構える。

コンピュータでランダム選択なら、またコウセイとか…マサキだって可能性あるかも！

「ナツ…だって……無いかぁ〜」

自分しか居ない待合室で、一人言をひたすら言っていた。

解っていても…いつかはセイジに会えると思っていた期待が、打ち消された現実は…
思いの外ダメージが強い。

何だろう…この感覚…

気を抜くと…
頭が真っ白になりそうで…

胸の中に…
空洞が広がっていきそうだ…。

今までこんなに誰かを…
好きになった事なんてなかったから…

こうゆう時…

どうしたらいいか解らない…。