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ラブカルチャースクール 2
第25章 M Lesson 9回目
「あ…有難う…ございます…」

下から差し出された手のひらに…
上に重ねると、やっぱり扇子はお互いの手の間に挟まる。

こうやって触れているウチに、身体の一部の様な気がしてしまう。

ハナブサは口元を少し綻ばせ、揺らす腰に合わせて下から緩やかに幹を突き上げてきた。

「んっ…あぁ…」

何人かと騎乗位はやったけど…
一人一人違うもんだと実感する。

もっと動きを速めようとして、ハナブサの指の間に交互に挟もうとすると

「あぁ…扇子が邪魔ですね…」

扇子を持ってる手を一旦離し、手を掴み易くしてくれようとしている。

扇子と眼鏡はハナブサの身体の一部だと思っていたのに!

思わず扇子の行方が気になって、腰の動きが止まってしまう程だった。 
  
すると…

パックリ!

ハナブサは扇子を真一文字に、口に咥えた。

「なっ…」

声が出せなくなったハナブサは黒曜石の瞳を細め、扇子が無くなった手を再度私の手に重ね指を絡め小さく頷いた。

その姿が妙に妖艶に見える。

「あ…すみません…」

戸惑いを隠せないでいると

「どうぞ…続きを…」

へっ?喋った!?

ビックリして腰が少し浮き、中もキュッと締まった。 

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