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ラブカルチャースクール 2
第26章 Lesson 宿題
ふと、ホズミが出した宿題を思い出す。

『ラブカル講師として一番大事な事』

店長はラブカルに関わってはないけど…あの四天王が慕って尊敬する人だ…

店長はどう思うだろう?

「店長にとって…一番大事な事って…何ですか?」

「ん〜琴海ちゃん、またいきなりだね〜」

「あ…すみません…ちょっと宿題で…」

照れながら頭を掻くと

「宿題〜?面白い宿題だね〜」

店長は珈琲を一口啜り

「う〜ん…僕だけかは分からないけど…『幸せ』かな〜」

「え…『幸せ』…」

「そう…人はね『幸せ』になるために生まれて、生きて行くんだよ〜」

瞬間…

『何より…琴海様ご自身が、一番『幸せ』だと思える選択肢を選ぶことが…スクールが望んでいる事です…』

ヤナセの言葉が頭を過った。

もしかして…姉さんが言いたかったのも…
同じなんだろうか…。

「凄い…納得ですけど…凄く難しいですね…」

自分の人生を振り返っただけでも、満足だった事は早々ないのに。

「そうだね〜だけど僕は、この毎日が凄く幸せだと思えるんだよね〜」

カチャン…

カップをカウンターに置いてマスターは穏やかに微笑み

「こうやって…色んなお客さんや、奥さんや琴海ちゃんの笑顔が見れるだけで、幸せを貰ってるんだよね〜」

「店長…」

「ははは〜ちょっとカッコつけちゃったかな〜」

戯けて笑う笑顔は凄く温かい。

人生の年輪を重ねてきた店長の言葉は…
シンプルだけど凄く深くて…

凄く『大事』な事だと確信できた。 

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