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ラブカルチャースクール 2
第26章 Lesson 宿題
3時のピークも過ぎた頃…。

カラ〜ン…コロ〜ン…

「いらっしゃいまぁ…あ…」

新たなお客様が現れたが…

なんともいえない絶妙なタイミングに、本当にこの人たちは人間じゃない様な気がしてくる。
 
「きゃぁぁ〜!チワワちゃん発見〜!」

私の姿を見ると両腕を広げて飛び付いて来ようとする、ホズミ姉さん。

「えぇぇぇっ!?」

固まってしまうと

「チワワちゃん!捕獲ぅ〜!」

コウセイ張りにギュゥ〜!っと抱き付いてきた。

「姉さん!ちょっ!」

ヤナセよりも、ちょっと甘めの香りが鼻腔を衝いてくる。

バシッ!

何か叩いた音と共に、ホズミの腕から解放されると

「痛ぁ〜!ちょっと硬い部分でぶたないでよ〜!ハナブサ!」

「琴海さんはお仕事中です。邪魔はいけません」

今日はハナブサが付いて来ていた。

ドッキン!

ハナブサと扇子を見ると、先日のレッスンやら色々と思い出して身体勝手に緊張する。

「いらっしゃいませ…いつもの席でいいですか?」

ホズミは人差し指を立てて、頬っぺたに当てて

「もっちぃ〜よ〜!空いてたのねぇ〜良かった!後でワタリも来るからぁ〜!」

そう言って二人とも、各々のテンションで席に座るが…

来るんだ…ワタリ…。

今度は別の緊張が、胸を走った。

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