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ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目
カチャ…

「琴海様…先ほどと同じものになりますが…」

綺麗に揃えた指で、ヤナセはニライカナイを注いだカップを差し出してくれた。

「有難う…ございます…」

カップを口に付けながら、チラリと上目遣いでヤナセを見ると

「どうか…されましたか?」

満面の微笑むヤナセが却って凄く怖い…。

「あの…ナツ…特別室って…」

しどろもどろにお伺いを立てると

「クス…別に説教をしたりしませんよ…補習レッスンの報告を詳しく聞くだけです…文章だけだと解りにくい事もありますので…」

優しく微笑みながら、ヤナセはそう言うけど…
本当に大丈夫かな?

「ナツ…今日本当に頑張ったんです…」

なんとかナツに補習が無事に終わる様に、援護射撃をしてみたが…

「はい…『立ち松葉』…二回もしたようですが…」

ヤナセは目を細め、射抜く様にヘーゼル攻撃で跳ね返してきた。

ギックゥ〜!

やっぱりそこは突っ込まれちゃうのかな…
あっでもでも!

「はい!だけど、ナツにはその方が良かったと思います!凄い反省して、二回目は慎重に丁寧にしっかり出来たんですよ!」

少し興奮気味になった私は、上半身をヤナセの方に乗り出してしまい…

ピリリリ…

微かに乳首に痛みが走る。

「…っ!」

顔を顰めそうになるのを何とか堪えたが…
ヤナセは見逃す筈もなく…

「琴海様…胸元…どうかされましたか?」

ものの見事に、痛い所まで言い当てられた。 

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