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第29章 M Lesson 11回目

これは明らかに、嫌な予感がする…。

一応、頑張って

「あの〜おいおい…聞くなら後で詳しく分かるかとぉ…」

「はい…状況は解りますが…私は琴海様の現状を把握させて頂きたいので…」

両手を掴んで万歳されたまま、ニッコリと微笑まれる。

うひゃぁぁぁぁぁ〜！

これから何かされるかもしれないと思うと、身体が緊張してきて…

「つぅ…」

胸の先まで痛くなって、タイミングが悪い。

「やはり…胸が痛むようですが…」

「あ…違うんです…今日のブラが合ってなくて…」

かなり苦しくて恥ずかしい言い訳をすると、至近距離で見透かす様に見詰められる。

何度も体験してるけど、今だに慣れません！

「今日はナツに…色々アドバイスをしてくれた様で…ナツが凄い感動しておりました…」

急に話が切り替わったから、合わせて答えていく。

「それなら有難いです…結構差し出がましく色々言っちゃたんですが」

ヤナセに改めて言われると、少し照れ臭い。

「簡易報告では…まるでラブカル講師みたいだったと…」

「いやいやいや…それは大袈裟な…」

「 『立ち松葉』助言も助かったそうで…」

「そんな大した事は言ってないんですけど…」

「乳首を強く吸ってしまった時のアドバイスも、説得力を感じたそうです…」

「あはは〜そこまでぇ〜〜…え…乳首？」

ヤナセはサラサラの髪を揺らしながら、妖艶に微笑み

「状態を…診せて頂けますか…？琴海様…」

「！！！！！」

私は岩の様に固まって、開いた口が塞がらなかった。