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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
まさか、そこまでの事をヤナセが提案していたとは思わなかった。

まぁ…いつもヤナセの考える事は、予測不可能なんだけど…。

「かなり大胆な提案をされたんですね」

「驚かれましたか…?」

涼し気な顔で、ヤナセは微笑んで聞いてきた。

「そりゃぁ〜もう!」

ラブカルにとっては大革命な事なのに…

何でもない様な顔で語れるのは、ヤナセだけだろう。
きっとホズミやナツだったらハイテンションで話すだろうな〜。 

「スクールの目的は…性交のテクニックを身に付けるためではありません…一番の目的は『コミニケーション能力』を高める事にあります…」

「そうですね…」

テクニックが上達して、補える事もあるかもしれないけど…

「セックスは基本…生殖行為です…でも人間にとっては、コミニケーションの一つにもなってます…相手との意思疎通を深めるのには…心を通い合わせることが大事かと…」

ドックン…

確かに…私と旦那は時たまセックスはしていても、ただの排泄行為に付き合わされている気分だった。

そこに『心』を感じられなかったから…
毎回辛くて仕方がなかった…。

「心を…通い合わすって…」

「テクニックは…努力すれば身に付くかもしれません…私が思う『心を通い合わせる』と言う事ですが…」

「はい…」

「善くよく…相手を見る事です…」

「あっ…」

『善くよく相手を見る』

それは、ヤナセの読心術の秘訣だった。

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