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第31章 Lesson お仕置き

「はい…３年間は…付き合いながらも、お互いそれぞれのスクール講師としての役目は果たして貰います…」

「役目って…さっき話して下さった事ですよね…」

「……はい…」

やっぱり…
ラブカルは容赦ないな…。

でも今のままなら、想いを秘めたまま…
好きな人に触れる事も出来ないんだ…。

仕事として多数の男性講師の相手をしなきゃけいけなくても…
セイジと結婚出来る方法はこれしかない。

「他の…条件は…」

ヤナセは小さく頷き

「二つ目は…３年間は外泊禁止です…元々講師になると…スクールの寮に入って頂きます…その寮の門限は厳守です…」

「外泊禁止と…門限厳守ですね…一緒に出かけるのは可能なんですか？」

「はい…外出は出来ます…」

まぁ…それなら何とか我慢出来そうだ…。

「外出の際は…スクールのグループ関係か…管轄下に置いている施設のみとなりますが…」

「施設のみ…」

「一応利用可能施設の一覧も渡されます…中には高級レストランやホテルもございます…」

さっきまで重たい雰囲気だったのに、一瞬だけヤナセはガイドの様にニッコリと微笑んだ。 

「…左様…ですか…」

もうぅぅぅ〜！
そこまで徹底するの〜！

そりゃ〜高級レストランとか美味しいのかもしれないけど、全然自由がないじゃない！！

表情が曇ったのがバレバレだったのだろう、ヤナセは

「因みに…性行為は可能ですよ…」

美しく微笑んで、フォローしてくれた。