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ラブカルチャースクール 2
第32章 Lesson 条件
ドックン!ドックン!ドックン!

緊張感で全身が心臓になったみたいにバクバクする…。

「準備はこれで、良いよね…」

テーブルにはホズミが作ってくれたスコーンと、落ち着いて話せる様に紅茶は大好きなキャラメルティー。

旦那が夕飯を済ませて、お風呂に入っている間にお茶の用意をした。

夕飯後は基本的、旦那はデザートとかを食べない。

腹が空く様にと、夕飯は野菜中心でさっぱり目に作ってみたりした。

後は…
勇気を出してレッツトライ!

「はぁぁぁぁ〜ふぅぅぅぅ〜!」

大きく深呼吸していると…

ガチャ…

旦那がバスルームから出てきた。

お風呂から上がっても、いつも無言で寝室に行ってしまう旦那に

「あなたぁっ!」

勢い余って、大きな声が出てしまう。

「なんだ?」

明らかに不機嫌そうな顔で、振り向かれた。

うぅっ…
この顔やっぱり慣れないけど、ここで引いては、皆の援護射撃が無駄になってしまう。

今日こそ、一歩前進させるんだ!

「今日ね!バイト先でたくさんスコーンを焼いて貰ったの!凄く美味しくて評判良いから、あなたと一緒に食べたいなぁ〜と思って…」

精一杯笑顔を作って、一気に捲し立てる。

「いい…」

ガァァァ〜ン!

普段の「あぁ…」じゃないけど、即行断られた。

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