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ラブカルチャースクール 2
第32章 Lesson 条件
予想はしていたけどやはりショックだ…。

でも、ここで諦めてなるものか!

「じゃ、じゃぁ〜お茶だけでも…え…」

ガタン…

旦那は椅子を引いて座ると、スコーンに手を伸ばそうとしていた。

「食べるの!?」

断られたと思っていたから、驚いて確認すると

「はぁ?食べていいんだろ?」

怪訝そうな顔をされた。

「あっ…うんうん!食べて!たくさん貰ったの!味も種類がいくつかあるから!」

興奮気味な私を旦那は軽く一瞥して、スコーンを一つ取る。

わっ!
考えてないだろうけど、ハート型を取ってるし!

お茶の支度をしまがら、そんな旦那を横目で見ながら様子を伺う。

両手に持ったスコーンをジッと見て…

「これ…ハートの形なんだな」

…なんて、言う訳もなく…

バキッ!

真っ二つに割った。

「ひゃっ!」

見事なハートブレイク振りに、反射的に声が出てしまう。

旦那はチラッとこっちを見ただけで、一口スコーンを口に入れ

「………」

少し間が空き…

「う、旨い!」

なんて…

やっぱり言う事なく、ハートの半分を瞬く間に食べ切った。

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