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ラブカルチャースクール 2
第34章 Lesson お引越し
直ぐに手をクロスさせて、胸元を隠せばいいものを…
プチパニック状態で、咄嗟にタオルを取ろうとする。

でも、タオルは思いのほか水気を吸い込んでいて、中途半端に掴んだ指の隙間からズリ落ちてしまった。

「あひゃっ!」

やだやだぁ〜!
ナイスバディーでもないし、ヤナセなら何百人と女体を見てるだろうから、なんとも思わないだろうけど…

やっぱり恥ずかしいよ〜!

泣きたくなって、両手で顔を覆い隠そうとしたら…

「琴海様…失礼致します…」

ヤナセの手が後ろから伸びてきて…

パッフゥ〜ンッ!!

両手に載っかったソフトボール大の泡玉が…
私の小さな乳房をすっぽりと包み込んだ。

「きゃっ!」

それはまるで、泡のブラカップ。

「きめ細かい泡ですので…お湯を掛けない限り簡単には落ちないかと…」

「左様…ですか…」

やはりマジシャンヤナセ…
石鹸の泡も自由自在!

胸元でフワフワと揺れている見事な泡玉に、視線が釘付けになったまま固まっていると

「では…琴海様…私はここで失礼致しますので…ごゆっくりと身体を温めて下さい…」

ヤナセは服に付いた泡を簡単にはシャワーで流し、バスルームから出て行こうとした。

「えっ…ヤナセさん、帰っちゃうんですか?」

泡玉を手のひらで押さえながら、ヤナセの方に振り向くと…

前髪から水滴を滴らせ、頬と唇に少し赤みを差していたヤナセは…
やたら美しかった。

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