この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
無意識に目を瞑って聞き入りそうになっていると
「琴海様…眠いですか…?」
ヤナセの指が止まった。
「あっ!いえっ!キーボードの音に聞き入ってしまいまして」
素直に言うと、ヤナセは目を見開いて一瞬固まった。
「フッ…クスクス…クッ…そうですか…そんな方…初めてです…」
サラサラの前髪と肩を小さく揺らしながら、ヤナセは楽しそうに笑った。
「えへ…へへ…そうですよね…」
ちょっと恥ずかしかったけど…
ヤナセが楽しそうにしているのは、凄く嬉しく思えた。
誰かに喜んで貰える…
楽しんで貰えるって…
自分も幸せだと思える事なんだな…。
旦那にはしてあげられなかった事を…
これからはたくさんの生徒に…
講師に…
何より、自分らしく…
役立っていきたと思った。
「次は5日後の実技でお願いします」
「畏まりました…5日後…実技レッスンにてご予約を承ります…」
ヤナセの低い声と、キーボードの音に浸りながら、ローズヒップを味わう様に飲むと…
気持ちがホッコリした。
いつか…
『眠れぬ王子』に会えるかな…。
「琴海様…眠いですか…?」
ヤナセの指が止まった。
「あっ!いえっ!キーボードの音に聞き入ってしまいまして」
素直に言うと、ヤナセは目を見開いて一瞬固まった。
「フッ…クスクス…クッ…そうですか…そんな方…初めてです…」
サラサラの前髪と肩を小さく揺らしながら、ヤナセは楽しそうに笑った。
「えへ…へへ…そうですよね…」
ちょっと恥ずかしかったけど…
ヤナセが楽しそうにしているのは、凄く嬉しく思えた。
誰かに喜んで貰える…
楽しんで貰えるって…
自分も幸せだと思える事なんだな…。
旦那にはしてあげられなかった事を…
これからはたくさんの生徒に…
講師に…
何より、自分らしく…
役立っていきたと思った。
「次は5日後の実技でお願いします」
「畏まりました…5日後…実技レッスンにてご予約を承ります…」
ヤナセの低い声と、キーボードの音に浸りながら、ローズヒップを味わう様に飲むと…
気持ちがホッコリした。
いつか…
『眠れぬ王子』に会えるかな…。