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ラブカルチャースクール 2
第37章 M Lesson 13回目
そう言えば、涼雅さん…
和食のお店に連れてってくれるとか言っていたけど、ヤナセにも話したのかな?
「琴海様…どうかされましたか…?」
ヤナセは私の視線を察して、聞いてきたけど…
「あっ…お肉!お肉、何を買おうかなって考えちゃって!」
これからヤナセは山ほど抱えている事務処理を片付けなければならないだろうから、余計な心配は増やさない方が良いと思って、涼雅さんを肉にすり替えた。
「クスクス…そうですか…何を作られるか楽しみですね…琴海様の手料理は大変美味しいので…」
「えぇっ!そんな事ないです!」
バイトを始めて、奥さんのレシピを教えて貰ったから少しは腕を上げたかもしれないけど、ヤナセなら昔も今も凄くグルメな物を食べてるだろうに。
自分で作る物なんて、普通の庶民の味でしかない。
ヤナセの前で開いた手のひらを交互に振ってしまうと
「いえ…家庭の味で…凄く落ち着きますよ…」
柔らかく口元を綻ばせ、優しく微笑むヤナセの顔は薔薇の蕾が開いた様に綺麗だけど…
細めた瞳の奥のヘーゼルは…
ちょっと悲しげに見えて…
朝露みたいに、儚げに思えた。
ドックン!
鼓動が大きく鳴り響く。
「ヤナセさん…バイト先に、近々言おうと思うんです」
ヤナセは目を細めたまま、ジッと耳を傾けいる。
「だから…またオムライス、食べに来て下さい!」
もっと気の利いた事を言いたかったのに、なぜか口を衝いたのはこんな言葉でしかなかったけど…
「クス…畏まりました…」
頭を少し傾けてヤナセが楽しそうに微笑んだから…
チワワも嬉しく思えたのだった。
和食のお店に連れてってくれるとか言っていたけど、ヤナセにも話したのかな?
「琴海様…どうかされましたか…?」
ヤナセは私の視線を察して、聞いてきたけど…
「あっ…お肉!お肉、何を買おうかなって考えちゃって!」
これからヤナセは山ほど抱えている事務処理を片付けなければならないだろうから、余計な心配は増やさない方が良いと思って、涼雅さんを肉にすり替えた。
「クスクス…そうですか…何を作られるか楽しみですね…琴海様の手料理は大変美味しいので…」
「えぇっ!そんな事ないです!」
バイトを始めて、奥さんのレシピを教えて貰ったから少しは腕を上げたかもしれないけど、ヤナセなら昔も今も凄くグルメな物を食べてるだろうに。
自分で作る物なんて、普通の庶民の味でしかない。
ヤナセの前で開いた手のひらを交互に振ってしまうと
「いえ…家庭の味で…凄く落ち着きますよ…」
柔らかく口元を綻ばせ、優しく微笑むヤナセの顔は薔薇の蕾が開いた様に綺麗だけど…
細めた瞳の奥のヘーゼルは…
ちょっと悲しげに見えて…
朝露みたいに、儚げに思えた。
ドックン!
鼓動が大きく鳴り響く。
「ヤナセさん…バイト先に、近々言おうと思うんです」
ヤナセは目を細めたまま、ジッと耳を傾けいる。
「だから…またオムライス、食べに来て下さい!」
もっと気の利いた事を言いたかったのに、なぜか口を衝いたのはこんな言葉でしかなかったけど…
「クス…畏まりました…」
頭を少し傾けてヤナセが楽しそうに微笑んだから…
チワワも嬉しく思えたのだった。