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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
「はぁ〜ラスト、3回!」

前回のレッスンから一週間が経った。

ヤナセ始め講師陣に体調を気にさせてしまうため、実技は一週間毎に受ける事にしていた。

途中で教養も入れたとしても、卒業まで残り約一カ月…。

マスターコースも途上、色んな事があったけど、振り返るとあっという間だった気がする。

ヤナセの提案もあって、卒業レッスン後にバイト先には辞める事を伝える事にした。



ヤナセ曰く…

「このまま順当に卒業を迎えたとしまして…講師への諸手続きなど…最低一カ月はお時間がかかりますので…」

「そうですか、なら卒業が決まってからの方が丁度いいかもしれないですね」

一カ月以上掛かるなら、その間予習しながら、許される限りバイトをしようと思ったら

「マスターの卒業レッスンは…スタンダードと違い…特殊な内容となりますので…」

「え…特殊?」

やはりマスターコース。

一筋縄ではいかないようだ。

若しかしたら、一発合格も厳しいのかもしれない。

卒業レッスン内容と課題項目は、ラストレッスンが終わってから、教えられるとの事だった。



今日のレッスン支度を終え、全身が丸々と映る鏡の前で、服装チェックをする。

「はぁ〜一体どんな課題なんだろ…」

なにせあのラブカルだけに、想像が付かない。

予測が出来るとしたら、担当はヤナセの可能性が高いって事ぐらいだった。

「さて…今日も頑張るぞ〜!」

パステルカラーのバッグのショルダーを颯爽と握って、玄関に駆け出した。

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