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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
10…9…8…
今日は久々の『教養』レッスンの日。
ラブカルビルのエレベーターホールで、光る階数表示を見上げながら、心の中でカウントをする。
チーン!
エレベーターが到着し、ドアが開いて乗り込もうとしたが、また誰か来たりしないかと外を念入りに見渡してしまった。
「今日は、いないか」
不思議と色んな講師に会ったけど、私がレッスンに来る時間帯が丁度休み時間なんだろう。
ドアを閉めて、受付の階のボタンを押す。
今ではすっかり慣れた動作。
あんなに緊張していたのが、凄く昔にすら感じてくる。
「いつか…講師としてここに通勤して来れるといいな…」
目的の階に到着するまでのほんの数秒間だけ目を閉じてーーーー
皆んなでワイワイとエレベーターに乗っている所を想像するだけで楽しくなってきた。
チーン!
エレベーターのドアと共に瞼を開くと
「こんにちは琴海様…今日の体調はいかがですか?」
今日も麗しいヤナセの笑顔が飛び込んできた。
「こんにちは、ヤナセさん!体調は凄く良いです!」
「それは素晴らしいですね…。体調管理もしっかりされている証拠です…」
どんな小さな事でも褒めてくれるヤナセだけど、そこには努力している事をちゃんと見ていてくれているから凄く嬉しいし励みになる。
満面の笑みで答えた私に、ヤナセは優しい笑顔で微笑み返してくれた。
今日は久々の『教養』レッスンの日。
ラブカルビルのエレベーターホールで、光る階数表示を見上げながら、心の中でカウントをする。
チーン!
エレベーターが到着し、ドアが開いて乗り込もうとしたが、また誰か来たりしないかと外を念入りに見渡してしまった。
「今日は、いないか」
不思議と色んな講師に会ったけど、私がレッスンに来る時間帯が丁度休み時間なんだろう。
ドアを閉めて、受付の階のボタンを押す。
今ではすっかり慣れた動作。
あんなに緊張していたのが、凄く昔にすら感じてくる。
「いつか…講師としてここに通勤して来れるといいな…」
目的の階に到着するまでのほんの数秒間だけ目を閉じてーーーー
皆んなでワイワイとエレベーターに乗っている所を想像するだけで楽しくなってきた。
チーン!
エレベーターのドアと共に瞼を開くと
「こんにちは琴海様…今日の体調はいかがですか?」
今日も麗しいヤナセの笑顔が飛び込んできた。
「こんにちは、ヤナセさん!体調は凄く良いです!」
「それは素晴らしいですね…。体調管理もしっかりされている証拠です…」
どんな小さな事でも褒めてくれるヤナセだけど、そこには努力している事をちゃんと見ていてくれているから凄く嬉しいし励みになる。
満面の笑みで答えた私に、ヤナセは優しい笑顔で微笑み返してくれた。