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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
ラウンジのソファーに座って、ヤナセがお茶を淹れてきてくれるのを待つ間、しみじみと周りを見渡してみた。
あと少しでここの風景も見れなくなるんと思うと、嬉しいような悲しいような複雑な気持ちが混ざり合う。
カチャ…
ティーセットを載せたトレーを持って、ヤナセが戻ってきた。
「琴海様…お待たせし致しました。本日は『フレッシュベリー』でございます」
「フレッシュベリー!?可愛い感じがしますね」
「クス…そうですね…。きっと気に入って頂けるかと…」
ヤナセは白い陶器のカップに、ルビー色に輝く液体を注いでいく。
ほのかに甘い香りが、鼻腔を衝いた。
「ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー…沢山のベリーを使った紅茶だそうです」
「ふふ…それだけで美味しそうですね!」
注いで貰った紅茶を一口含むと、特有のエグミもなく凄く口当たりが良くて飲み易い。
「美味しい〜!」
この一杯で生きてきて良かったと思えてしまうほど、至福を感じてしまう。
ホクホク心が温かくなりながら紅茶を味わっている私の向い側に座ったヤナセは神妙な面持ちで見詰めてくる。
どうかしたのだろうか?
思えば教養前に受付けに寄らせるのも珍しいな。
カップとソーサーをテーブルに置くとヤナセは小さく微笑み、本題を切り出してきた。
あと少しでここの風景も見れなくなるんと思うと、嬉しいような悲しいような複雑な気持ちが混ざり合う。
カチャ…
ティーセットを載せたトレーを持って、ヤナセが戻ってきた。
「琴海様…お待たせし致しました。本日は『フレッシュベリー』でございます」
「フレッシュベリー!?可愛い感じがしますね」
「クス…そうですね…。きっと気に入って頂けるかと…」
ヤナセは白い陶器のカップに、ルビー色に輝く液体を注いでいく。
ほのかに甘い香りが、鼻腔を衝いた。
「ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー…沢山のベリーを使った紅茶だそうです」
「ふふ…それだけで美味しそうですね!」
注いで貰った紅茶を一口含むと、特有のエグミもなく凄く口当たりが良くて飲み易い。
「美味しい〜!」
この一杯で生きてきて良かったと思えてしまうほど、至福を感じてしまう。
ホクホク心が温かくなりながら紅茶を味わっている私の向い側に座ったヤナセは神妙な面持ちで見詰めてくる。
どうかしたのだろうか?
思えば教養前に受付けに寄らせるのも珍しいな。
カップとソーサーをテーブルに置くとヤナセは小さく微笑み、本題を切り出してきた。