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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
セルジュはスーツのポケットからハンカチを取り出し、手のひらを拭く。
私の席の前まで近寄ってきて、一瞬後ろのハナブサを見て微笑み
「はい…コトミ。好きなだけ触ってください」
白くて綺麗な手を差し出してきた。
ゴクリ…
ただ手のひらを触らせて貰うのに、緊張感が湧いてくる。
「うん…有難う」
目の前に広げられた手を両手で握る。
「親指で指圧すればいいかな?」
「ウィ…コトミがしたいように触ればいいですよ」
見上げた私にセルジュは、凄く優しい表情で微笑んできた。
「分かったわ」
親指と小指の間に自分の指を挟みこむ。
背の高いセルジュの手は大きくて、やはり男性の手だと思った。
「セルジュの指、凄く綺麗ね。手タレみたい」
「メルシー…コトミの手は小さくて可愛いですね」
「背が小さいから、手も小さいのよ」
「フフ…包み込んで上げたくなります」
「え〜そんな小さいかなぁ〜?」
セルジュの意味深な言葉をストレートに受け止めながら、程よい厚みの手のひらをグイグイ親指の腹で押していく。
「コトミの手…温かいですね」
そう言ったセルジュの手は…
妙に冷たかった…。
私の席の前まで近寄ってきて、一瞬後ろのハナブサを見て微笑み
「はい…コトミ。好きなだけ触ってください」
白くて綺麗な手を差し出してきた。
ゴクリ…
ただ手のひらを触らせて貰うのに、緊張感が湧いてくる。
「うん…有難う」
目の前に広げられた手を両手で握る。
「親指で指圧すればいいかな?」
「ウィ…コトミがしたいように触ればいいですよ」
見上げた私にセルジュは、凄く優しい表情で微笑んできた。
「分かったわ」
親指と小指の間に自分の指を挟みこむ。
背の高いセルジュの手は大きくて、やはり男性の手だと思った。
「セルジュの指、凄く綺麗ね。手タレみたい」
「メルシー…コトミの手は小さくて可愛いですね」
「背が小さいから、手も小さいのよ」
「フフ…包み込んで上げたくなります」
「え〜そんな小さいかなぁ〜?」
セルジュの意味深な言葉をストレートに受け止めながら、程よい厚みの手のひらをグイグイ親指の腹で押していく。
「コトミの手…温かいですね」
そう言ったセルジュの手は…
妙に冷たかった…。