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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
「セルジュは手が冷えてるわよ〜!」

「いだだだだだぁ〜!コトミ、そこダメでぇ〜す!」

セルジュの言葉に一応絡みながら、親指と人指し指の間を思いっきり押してみると、セルジュは背中を仰け反らせて痛がった。

「そんなに痛い〜疲れが溜まってるんじゃないの?」

セルジュも特別講師への研修中な訳だし、相当忙しいんじゃないのかな?

性感帯刺激と言うより、すっかりマッサージの気分になって更に念入りに押していく。

「オォォォォ〜!コトミィ…勘弁でぇす」

さっきまでの妖しい言動はどこへやら、セルジュは本気で痛がって脚を交互にバタバタさせ始めた。

「ぷっ…」

パサッ!

これにはハナブサも面白かったのか、扇子を広げて笑っているみたいだ。

セルジュの哀願も無視して真剣に手のひらをマッサージしていると、冷たかった手が少し温かくなってくる。

「わぁ〜!セルジュ、手が温かくなったよ〜!」

嬉しくなって満面の笑みで顔を上げると、セルジュは目を見開いて驚いていた。

「セルジュ?」

「メルシィ…コトミ。凄く気持ちが良かったです」

血行が良くなったからか唇と頬に赤みが差し、白い肌に凄く映え…

囁くようにお礼を言ったセルジュの笑顔は、とても美しかった。

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