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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson
「いよいよ明日か…」

バイト先のカレンダーを眺めながら、明日の『ラストレッスン』に期待と緊張が昂まる。

数ヶ月前は、マスターコースに通い始める前日に眺めたカレンダーだったのに…
もう最後のレッスンなのかと思うと感慨深い。

開店準備をしながら、お店で起きた出来事も思い返していく。

スクールに通いながら働ける場所としては最適だったこの喫茶店は、四天王が愛用するお店だった。

店長や奥さんにも凄くお世話になって、たくさんのことを教えて貰った。

無事に卒業が決まれば、ここでのバイトも辞めなければならない。

自分が決めたことだけど、少し寂しく思えた。

「講師になったら…お客として来させて欲しいな…」

窓辺の花を整えながら、名残惜しく呟くと

「琴海ちゃ〜ん、ちょっといいかい?」

「はいっ!何でしょうか!?」

店長に呼ばれて我に返り、慌ててカウンターに向かう。

「こないだ琴海ちゃんがお試しに作ったパイナップルのアイスティーだけどね〜。好評だったからメニューに加えようと思うんだけど、良いかな?」

「は、はいっ!嬉しいです!」

ヤナセに教えて貰ったことは言ってあるけど、お店のメニューとして残して貰えるのは凄く嬉しい。

「他にも思いついたのがあったら、作ってみてね〜」

「あ…はい。考えてみますね」

店長さんの温かい笑顔が、いつも以上に胸を沁み入った。

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