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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson

バッグは保冷が出来るようになっていて、中からケイタリング用の容器が数個出てきた。
「ヤナセさん…それって医療器具じゃないんですか?」
私の思い込みにヤナセは一瞬目を見開き、肩を揺らし出す。
「クスクス…いえ。夕飯用にとスクールの食堂にオーダーしておいたんです…レッスンでお疲れになるかと思いまして…」
「えぇぇっ!いつの間にって言うか、わざわざですかぁ!?」
「クス…まぁ余りお気になさらず…。どうぞお座り下さい…」
ヤナセに促されるまま椅子に座ってしまったが、私は何もしなくていいのだろうか?
そんなこと思っている内に、ヤナセは完璧な執事張りに食卓を用意してくれた。
かつて知ったる部屋だ、ヤナセは食器も迷うことなく取り出して、まるでフルコースかのように綺麗に盛り付けまでしていく。
本当に至れり尽くせりで、申し訳ない。
テーブルには前菜からメインディシュまで、しっかりと並べられた。
「琴海様…お飲み物は何か飲まれますか?」
「は、はいっ!私やります!」
見事な執事ぶりに見惚れていて口を開けてぼんやりしてしまっていたけど、飲み物くらい私が用意しなくては!
「いえ琴海様…私が…」
「大丈夫です!コップ出しますね!」
働かざる者なんちゃらの勢いでグラスを出そうとしたら、脚が縺れて――――
「きゃぁっ!」
「琴海様っ!」
手を滑らして空を飛んだグラスと共に、転けそうになった私までヤナセはキャッチして片腕で胸の中に抱き込んだ。
「ヤナセさん…それって医療器具じゃないんですか?」
私の思い込みにヤナセは一瞬目を見開き、肩を揺らし出す。
「クスクス…いえ。夕飯用にとスクールの食堂にオーダーしておいたんです…レッスンでお疲れになるかと思いまして…」
「えぇぇっ!いつの間にって言うか、わざわざですかぁ!?」
「クス…まぁ余りお気になさらず…。どうぞお座り下さい…」
ヤナセに促されるまま椅子に座ってしまったが、私は何もしなくていいのだろうか?
そんなこと思っている内に、ヤナセは完璧な執事張りに食卓を用意してくれた。
かつて知ったる部屋だ、ヤナセは食器も迷うことなく取り出して、まるでフルコースかのように綺麗に盛り付けまでしていく。
本当に至れり尽くせりで、申し訳ない。
テーブルには前菜からメインディシュまで、しっかりと並べられた。
「琴海様…お飲み物は何か飲まれますか?」
「は、はいっ!私やります!」
見事な執事ぶりに見惚れていて口を開けてぼんやりしてしまっていたけど、飲み物くらい私が用意しなくては!
「いえ琴海様…私が…」
「大丈夫です!コップ出しますね!」
働かざる者なんちゃらの勢いでグラスを出そうとしたら、脚が縺れて――――
「きゃぁっ!」
「琴海様っ!」
手を滑らして空を飛んだグラスと共に、転けそうになった私までヤナセはキャッチして片腕で胸の中に抱き込んだ。

