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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson

肩にヤナセの腕が巻き付くように回され、背中にピッタリとヤナセの胸が当たっていて、ドッキンと胸が跳ねる。
「はぁぁ…琴海様…お怪我はありませんか?」
「だ、大丈夫…です…」
安堵の息すら色っぽく響かせるヤナセの掛かる吐息と、咄嗟に抱きかかえられた腕の力に頭が真っ白になりそうだった。
「なら良かったです…バカラグラスなんで…少々重たかったですかね…」
「バカラ?グラスの種類ですか?」
「クス…ブランド名です…。クリスタルグラスで歴史のあるブランドですが…重たい物が多いもので…」
ヤナセは食器の解説をしながらさり気なくフォローしてくれた。
バイト先でウェイトレスをしているくせに、こんな凡ミスをしてまたヤナセに気を使わせてしまって情けなくなる。
「そうですか…お高そうな食器が揃ってますもんね…。すみません…気を付けます」
まだ抱き締められたままの腕に、頭を項垂れると
「例えこれらが割れても気にしないで下さい…物は替わりがききますが…琴海様の代わりはいませんので…」
ドッキィィィ〜ン!!
ヤナセは世界中の女性の心臓を撃ち抜くようなことをサラリと言ってのけた。
「私が怪我したら…監督不行き届きになっちゃいますかね…」
動揺を誤魔化すように、冗談ぽく言ってしまうがヤナセは
「いえ…それよりもっと気が気じゃない者がいるかと…」
意味深な言葉を囁いて、やっと腕を解いてくれた。
「はぁぁ…琴海様…お怪我はありませんか?」
「だ、大丈夫…です…」
安堵の息すら色っぽく響かせるヤナセの掛かる吐息と、咄嗟に抱きかかえられた腕の力に頭が真っ白になりそうだった。
「なら良かったです…バカラグラスなんで…少々重たかったですかね…」
「バカラ?グラスの種類ですか?」
「クス…ブランド名です…。クリスタルグラスで歴史のあるブランドですが…重たい物が多いもので…」
ヤナセは食器の解説をしながらさり気なくフォローしてくれた。
バイト先でウェイトレスをしているくせに、こんな凡ミスをしてまたヤナセに気を使わせてしまって情けなくなる。
「そうですか…お高そうな食器が揃ってますもんね…。すみません…気を付けます」
まだ抱き締められたままの腕に、頭を項垂れると
「例えこれらが割れても気にしないで下さい…物は替わりがききますが…琴海様の代わりはいませんので…」
ドッキィィィ〜ン!!
ヤナセは世界中の女性の心臓を撃ち抜くようなことをサラリと言ってのけた。
「私が怪我したら…監督不行き届きになっちゃいますかね…」
動揺を誤魔化すように、冗談ぽく言ってしまうがヤナセは
「いえ…それよりもっと気が気じゃない者がいるかと…」
意味深な言葉を囁いて、やっと腕を解いてくれた。

