この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

いよいよだ――――。
高層ビル群の一角にそびえ立つラブカルビルを仰ぎ見る。
派手じゃないモダンな外観は、他の企業のビルと引け劣らないほど威風堂々としていて、中で夜伽の講座が日々実習されているなんて想像も付かないだろう。
数ヶ月前――――
虚しい毎日を変えたくて、『ラブカルチャースクール』の扉を叩いたところから全てが始まった。
それから人生観が変わるほど、色んなことがあった。
元々甘ったれな私には辛いこともあったけど、何一つ後悔はない。
「『卒業レッスン』絶対一発合格…」
今日までおまじないのように毎日を口にしてきた言葉。
胸元に握り拳を当てて、グッと唇を結ぶ。
待ってってね…セイジ…。
セイジから貰ったネックレスに、祈りを込める。
カツンッ!
一歩踏み出すと歩道のタイルを蹴るヒールの音が軽快に鳴った。
「いざ、出陣!」
戦場に赴くが如く、気合をいれる。
今日のレッスンはただのレッスンじゃない――――
ラブカルの未来を変えるレッスンだ。
ヤナセが背負うとしているものを少しでも軽くできるのならば、命懸けで頑張らねば。
目的に向かって真っしぐらの犬のように、入り口に向かって駆け上がった。
高層ビル群の一角にそびえ立つラブカルビルを仰ぎ見る。
派手じゃないモダンな外観は、他の企業のビルと引け劣らないほど威風堂々としていて、中で夜伽の講座が日々実習されているなんて想像も付かないだろう。
数ヶ月前――――
虚しい毎日を変えたくて、『ラブカルチャースクール』の扉を叩いたところから全てが始まった。
それから人生観が変わるほど、色んなことがあった。
元々甘ったれな私には辛いこともあったけど、何一つ後悔はない。
「『卒業レッスン』絶対一発合格…」
今日までおまじないのように毎日を口にしてきた言葉。
胸元に握り拳を当てて、グッと唇を結ぶ。
待ってってね…セイジ…。
セイジから貰ったネックレスに、祈りを込める。
カツンッ!
一歩踏み出すと歩道のタイルを蹴るヒールの音が軽快に鳴った。
「いざ、出陣!」
戦場に赴くが如く、気合をいれる。
今日のレッスンはただのレッスンじゃない――――
ラブカルの未来を変えるレッスンだ。
ヤナセが背負うとしているものを少しでも軽くできるのならば、命懸けで頑張らねば。
目的に向かって真っしぐらの犬のように、入り口に向かって駆け上がった。

