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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

チーン!
エレベーターの到着の音が響きドアが開くと、そこには毎回繰り返された美しい光景が待っている。
「こんにちは琴海様…体調はいかがですか?」
いつ見ても芸術品の容貌の美青年がサラサラの髪を揺らし、綺麗なお辞儀で出迎えてくれた。
「こんにちはヤナセさん!凄く元気です!」
「クス…それは良かったです。では奥の方へどうぞ…」
「はい!」
勢い良く答えた私に微笑むヤナセのヘーゼルの瞳が優しく揺らめく。
ラウンジに通されソファーに座ろうとしたら、観葉植物が新しいのに変わっていた。
見慣れた光景だけど、改めて見渡すと少しずつ変化がある。
それがヤナセの配慮なのかスクールの意向なのかは分からないが、この細やかな心遣いがレッスンへの安心感を与えていてくれた一つでもあったんだと思い返す。
カチャ…
お茶を淹れてきてくれたヤナセが一流ホテルのウェイター張りに、優雅な動作でティーカップに紅の液体を注いでくれる。
「琴海様…本日はフォートナムメイソンにしてみました…」
「フォートナムメイソン…って紅茶のブランドで有名な…」
「えぇ…そのブランド名と同じ名前が付けられている茶葉で…アロマティーになります」
ヤナセは真っ直ぐ揃えた指先で薔薇の花が描かれたカップを差し出してくれた。
エレベーターの到着の音が響きドアが開くと、そこには毎回繰り返された美しい光景が待っている。
「こんにちは琴海様…体調はいかがですか?」
いつ見ても芸術品の容貌の美青年がサラサラの髪を揺らし、綺麗なお辞儀で出迎えてくれた。
「こんにちはヤナセさん!凄く元気です!」
「クス…それは良かったです。では奥の方へどうぞ…」
「はい!」
勢い良く答えた私に微笑むヤナセのヘーゼルの瞳が優しく揺らめく。
ラウンジに通されソファーに座ろうとしたら、観葉植物が新しいのに変わっていた。
見慣れた光景だけど、改めて見渡すと少しずつ変化がある。
それがヤナセの配慮なのかスクールの意向なのかは分からないが、この細やかな心遣いがレッスンへの安心感を与えていてくれた一つでもあったんだと思い返す。
カチャ…
お茶を淹れてきてくれたヤナセが一流ホテルのウェイター張りに、優雅な動作でティーカップに紅の液体を注いでくれる。
「琴海様…本日はフォートナムメイソンにしてみました…」
「フォートナムメイソン…って紅茶のブランドで有名な…」
「えぇ…そのブランド名と同じ名前が付けられている茶葉で…アロマティーになります」
ヤナセは真っ直ぐ揃えた指先で薔薇の花が描かれたカップを差し出してくれた。

