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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

この試験に落ちると補習を2回受けて、また再試験をしなければならないことをセイジは懸念しているのだろう。
心配してくれるセイジの気持ちに、私もどうにか応えたい。
「うん、今日一回で合格出来るように、頑張るね…」
満面に笑みを浮かべてセイジに向けると、セイジも優しく微笑み返してくれた。
視線をジッと合わせると、吸込まれるように顔を近づけて――――
コツン…
おでこを重ねる。
こんなことするのはセイジとだけだ。
額の触れた部分から恍惚感に似た波紋が広がって、頭の芯がフワフワしてきた。
お互いが心から思い合えることがこんなにも心を強く温かくするんだと実感する。
セイジの背中に回した手をギュッと握ると、身体に巻き付いたセイジの腕にも力が入って二人の胸がピッタリとくっ付く。
体勢的におでこは離れてしまったが、広い胸に包まれる幸福感は格別だった
埋めたセイジの首元から、ほのかに漂う爽やかな香りをクンクンと鼻孔を鳴らして嗅いでしまう。
あぁ…死ぬ気で頑張ろう。
『掟改正』がなされたら、堂々とセイジとこうやって抱き締め合うことができるんだ。
そんな明るい未来を想像すると、さっきまでの不安が薄らいでいった。
心配してくれるセイジの気持ちに、私もどうにか応えたい。
「うん、今日一回で合格出来るように、頑張るね…」
満面に笑みを浮かべてセイジに向けると、セイジも優しく微笑み返してくれた。
視線をジッと合わせると、吸込まれるように顔を近づけて――――
コツン…
おでこを重ねる。
こんなことするのはセイジとだけだ。
額の触れた部分から恍惚感に似た波紋が広がって、頭の芯がフワフワしてきた。
お互いが心から思い合えることがこんなにも心を強く温かくするんだと実感する。
セイジの背中に回した手をギュッと握ると、身体に巻き付いたセイジの腕にも力が入って二人の胸がピッタリとくっ付く。
体勢的におでこは離れてしまったが、広い胸に包まれる幸福感は格別だった
埋めたセイジの首元から、ほのかに漂う爽やかな香りをクンクンと鼻孔を鳴らして嗅いでしまう。
あぁ…死ぬ気で頑張ろう。
『掟改正』がなされたら、堂々とセイジとこうやって抱き締め合うことができるんだ。
そんな明るい未来を想像すると、さっきまでの不安が薄らいでいった。

