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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

「セイジ…お願いがあるんだけど」
「ん~何?」
セイジの胸に顔を埋めながらこもる声で少し甘えると、頭上にはセイジの穏やかな声が響く。
「もう一回…キスして欲しいの。試験頑張れるようにおまじないで…」
「はは。俺のキスでおまじないになるかな~?」
謙遜なのか照れ臭いのかセイジはちょっと冗談ポく言ったけど、セイジのキスじゃないと意味がない。
『卒業レッスン』が終わった直後がどうなるかは知らないし、やはりレッスン中は不用意なキスは避けた方が良い気もした。
キスされるとどうしても、セイジを好きな気持ちが溢れてきてしまう。
レッスンはあくまでも試験だ。
そう言ったらホズミに怒られちゃいそうだけど、多分『気持ちがイイ』だけじゃ乗り越えられないプロへの厚い壁があるだろう。
だからこれがラブカルチャースクールの生徒としての最後の我儘と願い――――。
「セイジだからだよ~。ここで思う存分キスしておけばレッスンではお腹いっぱいになっておかわり遠慮するもん!」
「ぷっ!ははは!キスがご飯みたいだね~」
「うん!キスした分だけ元気になれるんだよ!」
歯が見えるくらいニッコリ笑ってセイジを見上げると、見詰め返してくるセイジの瞳は恐ろしく色っぽく揺らめいて――――
「元気になれるの…俺とのキスで?」
甘く…甘く囁いて…
指先で唇をくすぐるようになぞられた。
「ん~何?」
セイジの胸に顔を埋めながらこもる声で少し甘えると、頭上にはセイジの穏やかな声が響く。
「もう一回…キスして欲しいの。試験頑張れるようにおまじないで…」
「はは。俺のキスでおまじないになるかな~?」
謙遜なのか照れ臭いのかセイジはちょっと冗談ポく言ったけど、セイジのキスじゃないと意味がない。
『卒業レッスン』が終わった直後がどうなるかは知らないし、やはりレッスン中は不用意なキスは避けた方が良い気もした。
キスされるとどうしても、セイジを好きな気持ちが溢れてきてしまう。
レッスンはあくまでも試験だ。
そう言ったらホズミに怒られちゃいそうだけど、多分『気持ちがイイ』だけじゃ乗り越えられないプロへの厚い壁があるだろう。
だからこれがラブカルチャースクールの生徒としての最後の我儘と願い――――。
「セイジだからだよ~。ここで思う存分キスしておけばレッスンではお腹いっぱいになっておかわり遠慮するもん!」
「ぷっ!ははは!キスがご飯みたいだね~」
「うん!キスした分だけ元気になれるんだよ!」
歯が見えるくらいニッコリ笑ってセイジを見上げると、見詰め返してくるセイジの瞳は恐ろしく色っぽく揺らめいて――――
「元気になれるの…俺とのキスで?」
甘く…甘く囁いて…
指先で唇をくすぐるようになぞられた。

