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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

「あ…」
名残惜しくセイジを見上げると、セイジもどこか寂しそうな表情をしていた。
その様子からこれからセイジが口にする言葉が頭を過って――――
「琴海…レッスン始めようか?」
――――予感は…当たった。
ドックン!!
不安と寂しさから思いっきり心臓が絞られたように苦しくなる。
「も、もう…」
「うん…これ以上は時間は押せないし…それに琴海はもう身体がレッスン態勢になってるみたいだから」
「え…レッスン態勢?」
「身体…熱くなってきたから」
違う…セイジとのキスが幸せで、身体が反応してしまっただけなのに――
あの濃厚なキスも…
甘く囁くような啄むキスも…
セイジにはレッスンへの前振りでしかなかったの?
さっきまでの幸福な時間が、突如モノトーンに塗り替わっていくようで凄く悲しくなる。
でもこれが現実だ――――
セイジだって特別講師候補だし私のことを考えて、レッスンで緊張する前に準備を整えてくれたのかもしれない。
これから迎える『卒業レッスン』の厳しさを考えると、生ぬるい甘えは排していかなければと自分に言い聞かせる。
「うん…分かった。レッスン準備始めるね…」
「琴海…」
気遣う様に顔を覗き込むセイジに、レッスン前にどうしても伝えておきたくて…
「セイジ…いっぱいキスしてくれて有難う…。今日頑張ろうね…」
最後に満面の笑みを浮かべようとしたら――――
眼尻から涙が流れ落ちた。
名残惜しくセイジを見上げると、セイジもどこか寂しそうな表情をしていた。
その様子からこれからセイジが口にする言葉が頭を過って――――
「琴海…レッスン始めようか?」
――――予感は…当たった。
ドックン!!
不安と寂しさから思いっきり心臓が絞られたように苦しくなる。
「も、もう…」
「うん…これ以上は時間は押せないし…それに琴海はもう身体がレッスン態勢になってるみたいだから」
「え…レッスン態勢?」
「身体…熱くなってきたから」
違う…セイジとのキスが幸せで、身体が反応してしまっただけなのに――
あの濃厚なキスも…
甘く囁くような啄むキスも…
セイジにはレッスンへの前振りでしかなかったの?
さっきまでの幸福な時間が、突如モノトーンに塗り替わっていくようで凄く悲しくなる。
でもこれが現実だ――――
セイジだって特別講師候補だし私のことを考えて、レッスンで緊張する前に準備を整えてくれたのかもしれない。
これから迎える『卒業レッスン』の厳しさを考えると、生ぬるい甘えは排していかなければと自分に言い聞かせる。
「うん…分かった。レッスン準備始めるね…」
「琴海…」
気遣う様に顔を覗き込むセイジに、レッスン前にどうしても伝えておきたくて…
「セイジ…いっぱいキスしてくれて有難う…。今日頑張ろうね…」
最後に満面の笑みを浮かべようとしたら――――
眼尻から涙が流れ落ちた。

