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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
「琴海…おいで…」

下から見上げてくるセイジは優しく微笑んで、両腕を伸ばしてきた。

「セイジ?」

「はい!琴海っ、こっち!!」

パァン!と手を鳴らしてセイジは両腕を広げて私を呼ぶ。

それはまるでペットを呼び寄せるみたいで、思わずセイジの胸に飛び込んでいく。

「きゃんっ!」

「はははぁ〜!キャッチィ〜!」

勢い良く倒れた私をセイジはナイスキャッチして、素早く腕の中に包んでくれた。

抱き締めてくれる腕も…
温かい胸の中も…
セイジの優しい笑顔も…。

今でも変わらない――――。

もしこれがセイジとの最後のセックスになるなら…

大切に、大切に…

この時間を愛していこう。

セイジの肌に耳を当てると、穏やかな心音が聞こえてくる。

この音もずっと死ぬまで忘れない。

温もりに浸っていると

「琴海、少し身体上げるよ」

セイジは私の脇に手を差し込み、子どもに高い高いするみたいに軽々と身体を浮かせた。

「わっ!」

「胸…ちょうだい…」

「へっ、胸?…あっ!セイッ…」

セイジは口を開いて、胸元にぶら下がっている膨らみの先をパックリと咥え込んだ。


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