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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
セイジはフッと儚げな笑みを浮かべると重力のまま私の身体を抱き締めて、少し傾けた顔を寄せてきた。
それは一瞬の出来事――――。
唇に微かに感じた温もりと温かさ。
僅かに触れただけのキス……。
「セイジ…」
「…じゃぁ…『百閉』始めようか」
セイジは何事もなかったかのように微笑んで、片腕だけで私の身体ごと身体を起こす。
「う、うん。待たせちゃってゴメンね!」
「ははっ!大丈夫だよ。その間琴海の胸をいっぱい触れたから元気なままだったよ〜」
「なっ!」
変わらず甘いマスクに少し汗を光らせながら、意味深にセイジは笑う。
もう〜セイジったら〜。
顔と言ってることが不釣合い〜!
でも厭らしく聞こえないのは、流石ラブカルの有能講師。
そんなセイジの側で、ずっとこの笑顔見れたらいいのにな…。
まだ触れた感触の残る唇に、指を当てる。
セイジがくれた…『最後の勇気』。
甘酸っぱい気持ちと、切ない思いがミックスベリーのように胸の奥でマーブル状になっていく。
「セイジ…じゃぁ『百閉』始めるね」
「あぁ…頑張ろう」
お互い見詰め合って笑みを浮かべ、静かに頷いて…
私は再度膝立ちをすると矛先を的に狙い定めた。
それは一瞬の出来事――――。
唇に微かに感じた温もりと温かさ。
僅かに触れただけのキス……。
「セイジ…」
「…じゃぁ…『百閉』始めようか」
セイジは何事もなかったかのように微笑んで、片腕だけで私の身体ごと身体を起こす。
「う、うん。待たせちゃってゴメンね!」
「ははっ!大丈夫だよ。その間琴海の胸をいっぱい触れたから元気なままだったよ〜」
「なっ!」
変わらず甘いマスクに少し汗を光らせながら、意味深にセイジは笑う。
もう〜セイジったら〜。
顔と言ってることが不釣合い〜!
でも厭らしく聞こえないのは、流石ラブカルの有能講師。
そんなセイジの側で、ずっとこの笑顔見れたらいいのにな…。
まだ触れた感触の残る唇に、指を当てる。
セイジがくれた…『最後の勇気』。
甘酸っぱい気持ちと、切ない思いがミックスベリーのように胸の奥でマーブル状になっていく。
「セイジ…じゃぁ『百閉』始めるね」
「あぁ…頑張ろう」
お互い見詰め合って笑みを浮かべ、静かに頷いて…
私は再度膝立ちをすると矛先を的に狙い定めた。