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ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間

ちょっとこそばゆい気持ちになって俯き加減で四人に付いていく。
視界にジュリの高いヒールにが入り、よろけることなく颯爽と歩いているのが凄いと感心してしまう。
「それにしてもサナって高いわねぇ〜!身長何センチなの?」
そんなジュリはもう呼び付けで、サナに話し掛けていた。
「172センチ…」
いきなりフレンドリーなジュリにサナは気にした様子もなく、自己紹介同様に質問に淡白に答える。
「高っ!7センチヒールに履いている私よりも高いじゃん!カッコいいわね〜」
「どうも」
余り表情を変えなかったサナが、ジュリの言葉に口元を若干綻ばせた。
ジュリ…凄いな。
この軽いノリが最初は苦手な人もいるだろうけど、洞察力がある人は直ぐに打ち解けてしまうのだろう。
二人の会話を聞いていたカレンも、最初よりは穏やかな顔になっている。
その様子に、胸の奥がグッと熱くなった。
チーン!
上行きのエレベーターがタイミング良く到着する。
五人で乗り込んだ箱の中は、一番小さな私が皆んなに囲まれる状態になった。
気恥ずかしくて下を向きそうになった時――――
「本当〜コトミは可愛いわね〜!」
「わっ!ジュリちょっと〜!」
「ぷっ…マスコットみたい」
「ふふ…そうね」
頭をワシャワシャしてくるジュリに照れる私を皆んなが微笑ましく笑っていた。
この三人がこれから共に頑張っていく
――――『仲間』。
視界にジュリの高いヒールにが入り、よろけることなく颯爽と歩いているのが凄いと感心してしまう。
「それにしてもサナって高いわねぇ〜!身長何センチなの?」
そんなジュリはもう呼び付けで、サナに話し掛けていた。
「172センチ…」
いきなりフレンドリーなジュリにサナは気にした様子もなく、自己紹介同様に質問に淡白に答える。
「高っ!7センチヒールに履いている私よりも高いじゃん!カッコいいわね〜」
「どうも」
余り表情を変えなかったサナが、ジュリの言葉に口元を若干綻ばせた。
ジュリ…凄いな。
この軽いノリが最初は苦手な人もいるだろうけど、洞察力がある人は直ぐに打ち解けてしまうのだろう。
二人の会話を聞いていたカレンも、最初よりは穏やかな顔になっている。
その様子に、胸の奥がグッと熱くなった。
チーン!
上行きのエレベーターがタイミング良く到着する。
五人で乗り込んだ箱の中は、一番小さな私が皆んなに囲まれる状態になった。
気恥ずかしくて下を向きそうになった時――――
「本当〜コトミは可愛いわね〜!」
「わっ!ジュリちょっと〜!」
「ぷっ…マスコットみたい」
「ふふ…そうね」
頭をワシャワシャしてくるジュリに照れる私を皆んなが微笑ましく笑っていた。
この三人がこれから共に頑張っていく
――――『仲間』。

